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Twitterの仕様変更がSegwitであるという、非常にわかりやすい説明がありますので、これを紹介します

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Segwitについては、いったいどういう仕組みでスケールするのか、理解出来てない人も多いと思います。ブロックサイズを2Mにするハードフォークと何が違うのか?

そこで、Twitterの仕様変更がSegwitであるという、非常にわかりやすい説明がありますので、これを紹介します。これなら、イメージを掴んでいただけるものと思います。

ツイッターには140文字の制限があるのはご存知のとおりです。この制限に対して、文字数を取っ払って、無制限に書きこめるほうが便利だという主張がある一方、140文字だからツイッターの価値があるという主張もあり、長年のあいだ議論がされていました。ビットコインのブロックサイズ論争と似てますね。そして、結局のところ140文字から拡張されずに今に至ります。

ビットコインのブロックサイズは、1Mバイトというハードな制限があります。これを変更するにはハードフォークが必要になり、簡単にはこの1Mという数字を変えることができません。

Twitterのソフトフォーク

ツイッターでは、複数のひとに返信するときに、@の部分が長くなると実質的に書くことにできるメッセージの文字数がへってしまいました。@の部分も140文字にふくめてカウントする仕様だからです。

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ツイッターは3月末から、この仕様を変更しました。返信の際に@に含まれるユーザー名を、140文字に含めないことにしました。

これによって、多数のひとに返信しても、140文字ぎりぎりまでメッセージを書くことができるようになったのです。140文字という制限は保ったまま、文字数の領域を拡張しました。

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重要なのは、これはデータ圧縮ではないということです。データを圧縮して140文字にしたのではなく、ルールを変更したということです。旧ルールで計算すると、@をふくめた文字数カウントは140文字を超えることになります。

また、この仕様変更はソフトフォークです。つまり、後方互換性があります。@でユーザー名を記載した旧来の方法でツイートしても、ツイートできますし、古いクライアントにとっての互換性も保たれているのです。

Segwitにおける同様の効果

Segwitでは、同様のテクニックをつかっています。Segwitでは1Mというブロックの容量制限自体を変更することなく、ツイッターのような裏ワザテクニックで、実質的に容量をふやします。

Segwitでは、取引のなかの電子署名部分をブロックサイズのカウントから外すことにしました。

ブロックサイズの上限を増やすのではなく、何をブロックに含めるのかのルールを変えたのです。ツイッターと同じ話ですね。

これによりデータ量のかなりの部分を占めていた電子署名をカウントしないことで、実質的なブロックサイズを1.7〜2.5倍程度に増やすことができます。

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重要なことは、このルールの変更は、ソフトフォークで行うことができ、Segwit対応でない古いソフトウェアからみても、(1Mの制限自体は守られているので)、正当なブロックとして認識されます。後方互換性があるということなのです。

ということで、Segwitはデータの圧縮ではなくルールの変更です。取引データを圧縮して1Mブロックに収めるのではなく、何をブロックにカウントするかのルールを変更したのです。

ですから、旧ルール(署名データをブロックに含める)でカウントすると、実際のサイズは1Mより大きくなります

「Segwitはデータ圧縮で本当のブロックサイズの拡張ではない」という主張をたまに聞きますが、それは嘘であることがわかります。

旧ルールで計算すれば、実際にブロックサイズは拡大しているからです。

Segwitは実際にオンチェーンで処理できる取引の数を増やします。Segwitは、ブロック容量拡大によるオンチェーンスケールです。

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