なぜ仮想通貨に価値が生じるのか?マネタリートークンの価値算定の理論(交換価値説と採掘価値説)

ビットコインやライトコイン、ビットコインキャッシュ、リップルのXRPなど、もっぱらお金としての機能のみを持つトークンをマネタリートークンという。

前回の、ユーティリティトークンの価値算定においては、ファイルストレージや計算といった実用機能を提供するトークンの価値を算定した。これらのトークンの価値はユーザーが実感する実用価値に等しいとした。

一方で、ビットコインに代表されるマネタリートークンには、そうした実用的な価値は全く存在しない。純粋にお金としての機能しか持たない。

このため、ユーティリティトークンや、配当型のトークンとへ別の価値算定の理論が必要となる。

理論については、主に2つの説があるが、議論が割れている。

交換価値説と採掘価値説である。

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暗号通貨が提供したいサービスと、現ユーザーニーズの間には、深刻なギャプがある

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先日おこなったアンケート「暗号通貨に何を求めるか?4つのスタンスの違い」は興味深い結果がでた。

まず、前回のアンケートをまとめると、

  • 早く簡単に手っ取り早く法定通貨を増やしたい  42%
  • 法定通貨ではないユニバーサルな資産がほしい 28%
  • 早くて無料の支払い手段がほしい 18%
  • ビットコインは徒花でブロックチェーン技術が本命 12%

これに対して、更に1段深堀する質問をなげてみたところ、ほぼ私の仮説を裏付ける結果がでたので、以下にまとめと考察を書いておこうと思う。 続きを読む 暗号通貨が提供したいサービスと、現ユーザーニーズの間には、深刻なギャプがある

配当型トークンの価値算定の理論と実例

ユーティリティトークンの価値算定につづき、配当型のトークンの価値算定の方法と実例を示します。

配当型のトークンとは、つまり証券そのものになります。証券の価値の算定方法については、ファイナンスの授業をとっていただければわかるように、スタンダードなものが存在します。

つまり、 続きを読む 配当型トークンの価値算定の理論と実例

暗号通貨に何を求めるか?4つのスタンスの違い

暗号通貨に何を求めるか?

個人的にツイッターでアンケートを取った結果だが、あらためて興味深い結果であった。
結果をみると、予想どおりであったが42%の人が儲けの機会だと答えた。

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これらの人にとっては、暗号通貨自体には全く興味がなく、要するに暗号通貨が対象でなくても、博打だろうが、サイコロゲームだろうが、チケットの転売だろうが、とにかく儲かればなんでもよい。このような層が半数近くを占める。

そして、相場は荒れて乱高下するほうがよく、そちらのほうが儲けの機会が大きい。

また、これらの人が相場で増やしたいのは「法定通貨」である。つまり日本円を増やしたい。

次は、政府や何かの権力によらない価値の貯蔵手段と答えた人で、28%存在する。 続きを読む 暗号通貨に何を求めるか?4つのスタンスの違い

レポート102 lndスタートマニュアル

今週のレポートは、lndスタートマニュアルをお送りします。

メインネットで利用できる初めてのクライアントであるlnd0.4 betaがリリースされています。このリリース以降、ライトニングのネットワークは成長をつづけ、受け入れ店舗も徐々に増えていっているように思います。

私も、lndをインストールし、ここ1ヶ月ほどテストしていましたが、安定して稼働しているようですので、いちどマニュアルにまとめてみました。

インストールの方法、confファイルの設定、サーバー立ち上げ、入金、チャネル作成、支払い、クローズまで、一通りの手順を丁寧に追っています。これでライトニングノードの立ち上げはできるとおもいます。
是非トライください。 続きを読む レポート102 lndスタートマニュアル

ユーティリティトークンの価格算定の理論と実例

ユーティリティトークンの価格が単純なマネーサプライの式[1]で推計できるという話であるが、理解できないという声が多いので簡単に解説しておく。(括弧内はコインに当てはめた場合)

M = (P×Q)/V

M=Money supplyマネーサプライ (コイン時価総額)
P=Price価格 (提供サービスの価格)
Q=Quantity数量 (サービスの消費量)
V=Velocity回転率 (コインの回転速度、支払いサイクル) 続きを読む ユーティリティトークンの価格算定の理論と実例

レポート101 ハードウェアウォレットを安全に使うための9箇条ー詐欺、ハック、マルウェアの事例と身を守る具体的な方法について

ハードウェアウォレットを使いさえすれば安心だという、安全神話が揺らいでいます。

ハードウェアウォレットをめぐっては、eBayから購入したひとがコインを取られたり、マルウェアに感染してコインが盗まれたりと、実際のハッキング事例を多く聞くようになりました。さらには最近明るみになったLedgerの脆弱性では、特定の復元フレーズを表示するように予め仕込んだり、Ledgerから秘密鍵やPINそのものを抜き取ることもできるというものまであります。こうなると、何を信じて、どうしていいのか、わからなくなります。 続きを読む レポート101 ハードウェアウォレットを安全に使うための9箇条ー詐欺、ハック、マルウェアの事例と身を守る具体的な方法について