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ドットコムバブルから学んだ、仮想通貨バブルへの教訓

レポート「アルトコイン図鑑」では30種類以上のコインの概要と見通しを解説(詳しく)

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私は、98年〜2000年のドットコムバブルをまさにプレイヤーとして体験しました。起業家としてドットコム企業を仲間と設立しその一部始終を体験しました。株式投資にも手を出し、マザーズ銘柄などを取引する中で、自身も大火傷をしました。

その時の経験から、今回の仮想通貨バブルへ教訓があるとすれば、次のようなものです。

  1. バブル期はみんな大型銘柄を馬鹿にしすぎる
  2. バブルが崩壊したあとにこそ本当のイノベーションが生まれる

ということです。

まず「バブル期はみんな大型銘柄を馬鹿にしすぎる」について説明します。

ドットコムバブルの時は、設立1年、利益なし、売上なしといった企業が鳴り物入りで上場しました。そして信じられない株価をつけました。

その代表で取り上げられるのが「ペット・ドットコム」です。設立わずかでNASDAQにIPOして300億円以上をあつめました。そして、上場から268日後、会社は倒産し、精算されます。

他にも多くのドットコム銘柄が暴落し、株価は典型的には99%下落しました。

何か似ているおもいませんか?

こうしたドットコム銘柄が加熱するなか、アマゾンは人気がありませんでした。97年にいち早く上場していたので、もう旨味がないとみんな考えていたからです。

当然ながらアマゾンもバブル崩壊後は値を下げました。しかし、他のドットコム企業のように100分の1になることはありませんでしたし、一時的な落ち込みをへて、現在どうなっているかはみなさんご存知のとおりです。対象的にペットドットコムに全財産を「買い増し」したひとは、すべてを失いました。

バブルが起こるころには、市場が加熱しています。聞きかじったように市場に参入してくるひとは、一攫千金を狙って10倍、20倍、100倍を短時間で当て込みます。

その結果、ゴミのような銘柄のほうが値を上げるという奇妙な現象がおきます。当時の、にわか投資家のポートフォリオの殆どはゴミ銘柄なのです。

何かに似ていると思いませんか?

ちなみに、私は基本的には退屈な長期投資家です。単なるロングオンリーです。今年の仮想通貨バブルでは何もしませんでした。以前から保有しているBTC他の少数銘柄をホールドしていただけです。なぜなら、BTCはアマゾンであり、草コインや魅力的に映るICOは、すべてペットドットコムであると知っていたからです。

バブルの崩壊後には、有望な銘柄が安値で放置されています。2014〜15前後には1年半にわたってビットコインは3万円台で買うことができました。私はこの時期に殆どのコインを仕込んでいます。

次に「バブルが崩壊したあとにこそ本当のイノベーションが生まれる」という話をします。

フェイスブックや、Google、そしてアップルの復活といった、ネット業界において最もイノベーティブな事柄は、バブル崩壊の直後に起こっています。本物のイノベーションは、バブル崩壊の後にこそ出現するのです。

バブルが崩壊すると、にわかの投資家や、にわかの起業家はすべて撤退します。残るのは、本当に未来を信じて、苦難の時代でも起業しようという志のある本物の起業家と、ドットコム企業にいまさらカネを突っ込むなんて馬鹿だといわれながら、そういう苦難の時代でも自信を持っている投資家です。つまり、本物だけが残ります。これがバブル崩壊のあとにイノベーションが生まれやすい理由です。

暗号通貨においても、同じことが言えます。実は2013年〜14年にも仮想通貨バブルがありました。その時は、ビットコインが30ドル付近から1250ドルまで暴騰し、最後はマウントゴックの破綻で崩壊しました。

そのバブル崩壊のあとに、何がうまれたかというと、イーサリアムです。次のイノベーションの芽は確実に存在したのです。

イーサリアムの構想が発表されたのはまさにマウントゴックス崩壊直後で、ICOが行われたのはその年の8月です。私は、このブログを通してイーサリアムがビットコインと並ぶような根本的に新しい仕組みであること、またICOの参加方法も含めて丁寧に解説しました。直近のセンチメントに踊らされず、次の根本的なイノベーションを見抜くことができました。

そんなこと言ってもすべて先行者だからでしょ、というのは間違いです。2013-14のバブル期の私は、今年参入したみなさんと一緒だったとおもいます。一緒というのは、バブルの後半からの参加で相場に出遅れたこと。そして先行者ではないため当時はビットコイン含めて何も持っていなかったということです。当然、儲かることはありませんでした。

皆さんはいま、2014年当時の私と同じ立場にあるといえるでしょう。今後どうされるかはみなさんの学びと行動次第です。

直近の相場は冷えんでいますが、技術の発展を長期で俯瞰してみると、今後10年の発展に必要なイノベーションが、まさにいま芽を拭き、実践段階に入っていると言えます。

それらはスケーラビリティ(レイヤー2、サイドチェーン)やクロスチェーンの技術です。

私は、こうしたプロジェクトへのエンジェル投資を中心に未来を捉えています。バブルがどうなろうと、核となる技術を捉えれば間違いはありません。

もういちどまとめます。

  1. バブル期はみんな大型銘柄を馬鹿にしすぎる
  2. バブルが崩壊したあとにこそ本当のイノベーションが生まれる

というが、私がドットコムバブルの一部始終を見て学び、仮想通貨の勃興において活かした教訓になります。

おまけとして長期投資家のためのポートフォリオについて、いくつか思うところを書いておきます。

  1. 地位が固まっているコイン(BTCとETH)をできるだけ多く持つ。安い時期に買い集めよう。
  2. 草コインには手をださない
  3. 中央集権なコインは最後は必ず失敗する。甘い話を信じない。
  4. 真にイノベーティブなものを探す。本当にイノベーティブであれば思い切ってたくさん張ること。

なお、将来期待がいくら大きくても、特定のコインドリームに一点張りしてはいけません。そう思わせるコインがあるとしたら、あなたは将来期待を読み間違えているでしょう。真にイノベーティブなコインやプロジェクトは、一般大衆がすごいと気づかない場所に存在しています。

以上です。参考になりましたら幸いです。

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