ビットコイン最新の見通し(7.22)

レポート「アルトコイン図鑑」では30種類以上のコインを解説ビットコイン研究所

レポート「ビットコインの情報源決定版(26ページ)」を配信しました。レポート内容へ

昨日から報道などでは「ビットコイン分裂の危機が7.23に前倒しされた」というようなものが出回っているようで、非常におどろいている。

あらためて状況を確認したい。

まず、8.1に起こるかもしれないといわれていた

・敵対的な2つの陣営が対立することによる
・予想の付かない事態を孕んだ分岐(UASF)

は、回避された。まず、この前提を抑えて欲しい。

現在、あたかも上記のような分岐が8.1から7.23に前倒しして起こるというように勘違いされているひともいるかもしれないが、このような危機的なチェーン分岐は既に回避された。

7.23に行われることは真逆で、8.1に致命的なチェーン分岐が起きないようにするための新ルールを、採掘者の合意のもとで適用する、ネットワークのアップデートである。敵対的な要素はない。

「ビットコイン分裂の可能性が7・23に早まった」という表現は誤解を招く恐れが有る。

このアップデートもBIP91ソフトフォークという名前が付いているために、あたかも危険な分岐が起こるということに勘違いしているのかもしれない。

では、7.23のリスクとは一体なんなのか?

これは、いわゆるソフトウェアのアップデート時に動作がうまくいかないといったタイプの問題である。つまり、全員の合意のもとアップデートするのだが、かなり急ごしらえでやっているもののため、ソフトウェアに未知のバグがあったり、採掘者が適切なソフトウェアを走らせてない可能性やうっかりミスも考えられ、それら起因してブロックチェーンが一時的に分岐する可能性が指摘されている。

この場合再び元に戻るので永続的な分岐にはならないものの、取引の承認が不安定になる可能性がある。またその頻度が上がる可能性があると考えられている。

取引所の対応について

論点は、一時的なチェーン分岐がどのくらいの頻度・長さで起こるかということだ。これは各社の見解・見通しということになるが、それぞれに対応は異なっているようだ。

入出金や送金を一時的に止めるといった対応をするケースから、入出金や送金は止めずに、通常よりも多くの時間を待つ(6確認程度)こととする対応まである。

取引所におけるリスク評価は各社の判断におまかせするとして、当ブログでは、一般のユーザー向けに、下記の指針をおつたえしておくことにする。

7/23日19:00にむけて、その数時間まえから、ビットコインを受け取るひとは、通常の1確認ではなく、6確認まで待ったほうが良い。

これは、Segwitがロックインされる8.10前後まではそのようにされたほうが良い。

以上

(注記)#8.1に起きるビットコイン・キャッシュ陣営によるハードフォークについては「スピンアウト」であり、UASF/Segwitの流れとは別枠で考えている。海外の議論でも、この2つは区別されて議論されている。当ブログでは、UASF/Segwitの流れの解説を中心にする。ビットコイン・キャッシュについては主に別の方のブログを参照されて欲しい。

 

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