PoWかPoSか、マネーかスマコンか、というマトリクス

レポート「アルトコイン図鑑」では30種類以上のコインの概要と見通しを解説(詳しく)

P_20180531_011624_vHDR_On

メモ的なエントリです。(思考途中のアイデアメモなので、これが正しいと言い切るつもりはありません)

コンセンサスアルゴリズムを、PoW系、PoS系でわけて、マネーなのか、それともユーティリティなのかで分けたものがこれです。

マネーとかユーティリティとかの話は、過去の記事にいろいろ定義を書いてあるのでそちらを参照ください。

この4つのマトリクスを考察すると、結局成り立ちそうなのは2つかなあという話です。

PoWxマネーのところはいわゆるビットコイン系。

PoS x マネーのところは、価値の創造の仕組みがないからやっぱり成り立たないんじゃないかなぁとおもってます。(過去記事に理論は書いてます)。今の所値段がついてますが、何れみんなが賢くなっていくと、このタイプはゼロに収束していきそうです。

もし成り立つのがあるとすると、コミュニティトークンみたいなやつです。Valuとかのタイプのやつで、そのコミュニティの構成員が価値付しているので、その範囲では価値の合意が図りやすい。

PoS x ユーティリティは、イーサリアムです。ユーティリティ系(要するにスマコン)はプラットフォームなのでやっぱり高速かつ、基本的に安く使えたほうがいいとおもいます。PoWだとそういうわけにも行かないので、PoSでサクサクというのがいいと思いますね。イーサリアムがPoSに移行するのは納得です

PoW x ユーティリティは、どうでしょうかね。これだとトークンの価格がどんどん上がってしまいプラットフォームとしては使いづらくなるし、スピードや性能面というところでやはり限界があるとおもうので、成り立たないとはいいませんが、PoS系のほうが有利になるんじゃないでしょうか。そんなに厳密なセキュリティとかいらないでしょうし、オーバースペックになってしまうとおもいます。

じゃあ、PoWのマネーと、PoSのユーティリティプラットフォームのどっちが残るかというと、これは共存しますよね。

というような感じです。

ご意見はツイッターなどで。

・おしらせ
ビットコイン研究所の有料版サロンでは、平易な言葉で最近の技術や業界事情などについて解説するレポートを毎週配信しています。

暗号通貨について、もっと知りたい、勉強をしたいというかたに情報を提供しています。サロン内では疑問点も質問できます。

一度登録いただけると100本以上の過去レポートが読み放題で、大変お得です。レポート一覧がこちらのページありますので、よろしければいちど目をとおしてみてください。