デザインとシンプルさとセキュリティを兼ね備えたKeep Key

レポート「アルトコイン図鑑」では30種類以上のコインの概要と見通しを解説(詳しく)

ハードウェアウォレットの新製品であるKeep Keyが届きました。コインギフトより提供を受けましたが屈託なくレビューします。

外見デザイン面

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まず、Keep Keyの最大の特徴は、このデザインではないでしょうか。ビットコイン関係のものは機能やセキュリティ重視のものが多くて、Trezorとかキーホルダーにつけておいても、なにそれ?ってレベルのものが多いわけなのですが。

このKeep Keyは、ふつうにカッコいいです。背面の半つや消しの色もいいですし、ディスプレイはケースと一体化しており、操作時だけ文字が浮かび上がってくる感じで、クールです。

「なにこのデバイス?」みたいに、普通の人でも興味をもってくれそうで、そこで「これがビットコインだよ」といえば、女子にも256倍興味もっていただけるに違いありません。

復元フレーズを書き込む紙も、一味違うし、専用保管レザーケースまでついてきます。

セキュリティ面

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次は肝心のセキュリティ面。これが弱かったら、いくらデザインが良くても、ゴミですから。

まず、復元フレーズを作成するのですが、これが見やすくて好感できます。Trezorのあの小さな画面は、綴りを間違えないかどうか目をこらして見ないといけないわけですが、Keep Keyは大きな画面にしっかり見えますので、とてもよいですね。キーは12単語です。

とても気に入ったのは、キーの作成に、RNG(リアル乱数生成器)をつかっているということです。これはハードウェアの乱数生成器がデバイス内についていて、そこで乱数を生成します。

つまり、外部からの入力を乱数として使ってないわけで、これはとてもよいです。PC側から乱数入力してそれを元にキーを作るタイプの仕様ですと、万が一乱数生成にバグがあったり、ハックされたりすると、弱点になってしまいます。

そのため、内蔵でハードウェア乱数生成しているというのは、アドバンテージで、明確に優れている点とおもいます。

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あとは、標準仕様で、4桁のPINによるアクセス制御ほか、復元フレーズの復元においては、一文字入力毎に文字をずらすなどして、キーロガー対応も考えられています。よく考えられていると思います。

また、肝心のファームウェアですが、これはTrezorのコードを借用しているようです。オープンソースで、Trezor借用なので、安全だ、というように書かれていました。同意です。

よりまして、セキュリティ面は優秀との評価です。

使い勝手

無題

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使い勝手ですが、シンプルです。ウォレットは、Chromeのエキステンションとしてインストールされて、ワンクリックでプルダウンされる感じです。

受け取りは、QRコードがシンプルに出るだけ。送金も、アドレスの入力欄がシンプルにでるだけです。きわめてシンプル。しかし、使い勝手はあまりよくなく、最大の欠点は、タブを切り替えたり、他のアプリをに切り替えたりすると、プルダウン画面が閉じてしまい、再度クリックし直さないといけません。しかもその際にブロックチェーンを参照しにいくので、数秒の待ち時間がある。はっきり言って使いづらいです。他のサイトからアドレスをコピペしようと遷移した瞬間に、プルダウンが閉じたりして、正直イラつきます。

手数料の調整もできなかったり、また「全額送る」機能がないので、全額送りたい時、手数料を引いた額を計算して、それを入力しなおしたり面倒です。

どうしてこんな仕様なのか?と製造元に聞いたところ「たしかに指摘はそうだが、情報が絞られていてシンプルで見やすく、迷わず使えるので初心者にはこちらのほうがいい」という判断のこと。

ただ、上級者には使いづらく、今後の改善を期待したいところです。

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トランザクションの確認画面。これは気に入ってます。

とても文字が大きく、黒いバックに浮かび上がるように表示されるので、とてもサイバーな感じがしますし、これなら間違いにくく、確認も容易です。

Keep Keyはデバイスが大きく、Trezorの倍位あるのですが、デザイン性のほかに、やはりこの見やすい大型ディスプレイは意図的なものでしょう。デバイスが大きくなるのとトレードオフになりますが、このディスプレイは捨てがたい魅力と実用性があります。

どのように使うか?

Keep Keyは、デザインがかっこよく、シンプルで、それでいてセキュリティ面で満足行くデバイスとして、初心者をターゲットに作られています。

私の場合、ウォレットのUIが使いづらいのが不満で、そのままがらくた箱にいく予定だったのですが、どうやらスマホウォレットのメッチャ復活というか、セカンドウォレットとして使おうという気になってきた。

使いづらい面や機能不足は、Myceliumに繋げばすべて解決します。細かい手数料や、アドレスの残高や履歴なども、Myceliumから確認すれば、なんの不満もありません。

今後はハードウェアウォレットは、そもそも純正のウォレットよりも、各種のスマホウォレットに繋いで利用していくという形になるんでしょうね。ということで、Keep Key対応のウォレットソフトがもっと増えてくれることを期待してます。

そうなると、Keep Keyのデザインと、見やすい画面、そして、なんといってもお気に入りはRNGですね。ということで評価が180度逆転。

と結論としては、おすすめです。むしろ他のハードウェアウォレットに飽きたという、上級者にこそおすすめです。

購入は、コインギフトのサイトより、ビットコイン、モナーコイン、日本円で購入いただけます。

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