レポート「ビットコインキャッシュの取り出し方&送金方法」を配信。画面付きで丁寧に解説
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ブログの記事でも何回かとりあげているビットコインのデビットカードですが、主要なカードを取り寄せて使ってみましたので、使い勝手などを比較検討するとともに、なぜビットコインのデビットカードという分野が面白いのか、その可能性についても論じて見たいと思います。
ビットコインにかぎらず、いま日本でもVISAプリペイドカードといったカードが登場してきており、気軽に使えるようになっています。これらのカードはクレジットカードにはないシンプルで便利な特徴があって、新しいお金の使い方にマッチするようにおもいます。
私は、日本のVISAプリペイドカードについても、たくさん作ってみまして比較検討しましたので、その話も盛り込んで見たいと思います。
いつもながらに長文になりますが、お付き合いください。(大石)
ビットコインデビットカードとは?
まず、そもそもの話、ビットコインデビットカードとはなんでしょうか?
簡単にいいますと、銀行口座の代わりに、ビットコインのウォレットから引き落とされるタイプのVISAカードという認識ですと、理解しやすいです。
普通のデビットカードは、使うごとに銀行口座から都度引き落としが行われます。ビットコインのカードの場合も一緒で、利用した金額が、ビットコインに換算されて、カードにひもづいたビットコインウォレットから引き落とされるという仕組みになります。
銀行口座が、ビットコインウォレットにかわったものと捉えるとわかりやすいです。ビットコインと法定通貨とのレートは、デビットカード会社のほうで決められたレートがつかわれます。
マーチャントにとっての利点
カードには、VISAのマークがついており、世界中のVISA加盟店で使うことができます。ビットコインカードだからといって、特別な契約は必要ありません。お店側は、たんなるVISAカードとしてそのまま受け入れ可能で、特別なことはしなくてすみます。手数料も、通常のVISAカードの決済手数料と変わりません。(なので3%~となって、お店側としては、高いのは変わりません)
ビットコインユーザーにとっての利点
ビットコインユーザーが、このカードを使う利点は、ビットコインをそのまま使えるということでしょう。取引所の口座に入れて売却し、それを再び法定通貨として、銀行口座に入れて・・・といったプロセスを省略して、ダイレクトにビットコインを使うことができます。しかも世界中のVISAカードの加盟店にて使える。実質、世界のどこでもビットコインで買い物ができるということです。
でも、取引所で売って、銀行に送るのはそんなに面倒でないよと思われるかもしれません。たしかに、日本の場合、かなり最適化されているので、簡単です。手間もそれほどかからない。
しかし、それは世界のごく一部の話でして、たとえば私が済むベトナムでは事情が違います。ビットコインを使おうにもきわめて難しい。ベトナムには取引所がないので、まずビットコインを売るところからして、外国の取引所を使う必要があります。
たとえば、ビットスタンプで売ったとして、こんどはその米ドルを、ベトナムの銀行に送る必要があります。ビットスタンプは、スロベニアの会社で、タダですら怪しいですから、そこから、銀行システムが未熟なベトナムのローカル銀行に、しかも米ドルという外貨建てでおくろうものなら、とてもまともに送金できるとは思えません。
何日もかかるし、手数料も高く、途中でロストする可能性も大いにありそうです。
これでは、ビットコインを売ってから使うというのは難しい。同様の問題を抱えている地域は世界中でたくさんあります。むしろ、現地に取引所が整備されているところのほうが少ないでしょう。
しかしビットコインのデビットカードでこれは解決です。実際に、ベトナムのホテル、洋服屋(テーラー)、レストランなどで使用してみましたが、問題なく買うことができます。アゴダでホテルを予約したり、LCCを取ったりするのもできました。
これらはすべて、ベトナムドン建てです。ベトナム・ドンの買い物をビットコインですぐにできるのですから、とても便利です。
ビットコインのサービスは、はやりこういうワールドワイドで金融の仕組みがととのってないところにでも、サービスが享受できるということ。海外に住んでいると、日本では気づかないことがあります。
続きは、ビットコイン&ブロックチェーン研究所にご入会いただけますと、お読みいただけます。
(続きの内容)
- 主なデビットカード事業者
- 入金の仕組み
- ビットコインと法定通貨の交換タイミング
- ビジネスモデル
- Shift.comが目指すもの
- Bitnationの取り組み
- プリペイドカードに注目する理由
- プリペイドカードの応用
- 海外プリペイドカード
- プリペイドカードによる擬似送金
- 販促やリワードでの応用可能性
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