【プレミアム記事】許可制(permissioned)ブロックチェーンの基礎の基礎

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おそらく、ブロックチェーン界隈での今年の最大の流行語は、許可制ブロックチェーンになるだろうと思います。

permissioned blockchain または、private blockchain、intra chainなど、幾つかの言い方がありますが、どれも同じ用語です。

昨今、多くの金融機関が、ブロックチェーン技術に興味をもち研究していますが、もっぱらの関心は、この許可制ブロックチェーンに集中しているように思われます。

また、この分野のchain.comが30Mドルを調達して、参入してきましたり、CDSの生みの親のブライス・マスターズが率いるデジタル・アセット・ホールディング社の主力製品は、Hyper Ledgerという許可制ブロックチェーンのソリューションです。

ご存知の通り日本でもMijinという許可制ブロックチェーンの製品が発表されました。

さて、この許可制ブロックチェーンですが、いろいろなタイプがあり、それぞれできること、できないことがあります。それぞれ思い思いのチェーンを想像しているようでして、前提の認識が共有できないので、議論が噛み合ってないことが多々見受けられます。

そこで、今回の記事では、基礎の基礎ということで、許可制ブロックチェーンとはなにか?どういうタイプがあるのかということから、理解をしてもらって、次に進むベースとしたくおもっています。

許可制ブロックチェーンの分類についてはいくつか提案がされていますが、一番わかりやくす有用と思うのが、EthereumのVitarik Buterinによる3分類です。

Vitarikによれば、許可制ブロックチェーンは、

-Public blockchain
-Consortium blockchains
-Fully private blockchains

に分類できます。

<目次>

・パブリック型とはなにか?
・コンソーシアム型とはなにか?
・プライベート型とはなにか?
・比較表
・マイニングの省略
利用目的とチェーンの選択
・利点と欠点

パブリック型 コンソーシアム型 プライベート型
管理者 なし 許可された複数の参加者 1社(自社のみ)
ノードの参加 自由 許可制 1社のみ
トランザクション 自由 許可制 許可制
チェーンへのアクセス 自由 許可制 許可制
合意形成 不特定多数によるマイニングによる 許可された参加者による合意形成 自己承認
アルゴリズム Pow・Posなど BFTなど BFT/レプリケーション

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