images

Bitmainの声明への疑問について

レポート「ビットコインキャッシュの取り出し方&送金方法」を配信。画面付きで丁寧に解説ビットコイン研究所

レポート「アルトコイン図鑑」では30種類以上のコインの概要と見通しを解説レポート内容へ

images

ひきつづき、ASIC BoostとBITMAINの問題について追っていきます。

ASIC Boostですが、Bitmainが声明をだしています。

これによれば、Bitmainは、ASIC Boostのインターフェイスを設けているということを認めており、また、Testnetにおいて、AiscBoostを実験したことがあることを認めました。

その一方で、メインネット、つまり本物のビットコインのほうではAsicBoostを使ったことはないと述べ、G.Maxellを証拠無き言いがかりであると、糾弾しています。

さて、これについては、Jimmy Songより疑念のブログがあがっています。

COVERT型とOVERT型

Asic Boostには、Covert型と、Overt型の2つがあります。

Covertというのは秘密型とか隠蔽型とかいうもので、ようするに、使った形跡がわからないというものです。秘密裏に使っていても、誰もその形跡を指摘できないタイプのものです。

Overt型は、使用した形跡がわかってしまうものです。なので、公開型とか、明示型とか言ってもいいでしょう。

Overt型は、Version bitsというヘッダの先頭4 バイトを変化させることで、コリジョンを作ります。これは、仕様形跡が明らかです。通常version bitsは、テストネットの場合「2」になっているのですが、Overt型のAsicBoostを行ったブロックの場合、これがランダムな数になっています。

たとえば、Son氏があげるこのブロックは、あきらかにversion bitsの値がヘンであり、Aisc Boostを行ったことが明白です。

  "bits": 441191355,

タイムスタンプを見ると2014年10月となっていますから、この時期からマイナーはASIC BOOSTを実験していたということになるでしょう。

ただし、Version bitsをつかったovert型は、形跡が残ります。メインネットのブロックを検索しても、かつてovert型が使われた形跡は見当たりません。

一方で、Covert型は、コインベーストランザクションを変更して、Merkle Rootを大量につくりコリジョンをさがす手法をつかいます。

ASICBOOSTは使ったことがないです( ・ิω・ิ)という主張について

Bitmainの主張は、

「Overt型をテストしたことがあるが、それをメインネットで使ったことはない。証拠を見せろ」

ということだとSon氏は指摘しています。つまり、彼らはASICBoostを証拠がのこるOvert型に限定して発言しており、そもそも証拠ののこらないCovertについては、裏でなにをやっていても証拠がないのだから、いくらでもシラを切れるというわけです。

では、Covret型はまったく見抜けないかというと、ブロックに含まれるトランザクションの順番が不自然になっている場合があれば、証拠となるようです。(通常は、フィーの大きい順で取り込まれるが、Covertの場合、そうでない)

ただ、これも隠蔽する方法が有り、フィーがまったく同じトランザクションが複数あれば、そのトランザクションの順番を入れ替えてもわかりません。Song氏の指摘によれば、9つのフィーが同じトランザクションがあれば、これを相互入れ替えることにより、効率的な計算に寄与できるとしています。

証拠は見つかるのか?

結局のところ、ブロックを解析しただけでは、Covert型のAISC Boostは判別できなさそうであるというのが結論のようです。

これでは、Bitmainがシラをきって裏でASIC BOOSTを使っていても誰も指摘できないし、逆に事を荒立てても、証拠もないのに言いがかりだといわれると反論もできません。

まさに、そこがCovert型のやっかいな点であるわけです。

ですので、このような構造にあるCovert型は、やはりプロトコルで禁止すべきという方向に進むのが妥当ではないでしょうか。

またSegwitだけではなく、今後実装が期待されているいくつかのソフトフォークによる機能改良も、Covet型のASIC Boostと互換性がありません。ですので、それらの機能改良に関してもマイナーが阻止をしてくることになると、将来にわたって機能改良の幅も非常に制限されてしまうことになります。

今後について

 

いずれにしても、この問題が解決しないと、他の問題もすすまない感じがしています。BUなどのビッグブロック派も、マイナーの支持を得たいから見てみぬふりをするのではなく、一致して対策すべきでしょう。

今回はマイナーとの利害が完全に対立する事案になり、双方の情報戦となりますが、ブロックの解析では証拠をつかむのが難しくても、マイニングプールのソフトウェアである、Stratumまわりからボロがでる可能性もありますし、これだけやましいところが多いとなると、ソーシャル・エンジニアリングなどの方法でだれかが内部情報をハックして、リークされる可能性もあるんじゃないかと想像しています。

 

そうなると、また風向きなどもかわってくるのではと期待しています。

詳細日本語マニュアル付きTrezorの購入はコインギフトから

初心者向け「使って勉強!ビットコイン」DMMオンラインサロン