Zcash

Zcashについて

レポート「アルトコイン図鑑」では30種類以上のコインを解説ビットコイン研究所

レポート「ビットコインの情報源決定版(26ページ)」を配信しました。レポート内容へ

Zcash
Zcash

ここしばらくは、Zcashについて調べていました。MoneroやDashなどの匿名性の高いコインへの関心が高まっているなかでの新しいローンチに、注目が高まっています。

簡単にコインの特徴をまとめます。

基本事項

  • ブロックタイム 2.5分
  • ブロック報酬 12.5 ZEC
  • コンセンサス Pow
  • アルゴリズム Equihash
  • コイン発行量 2100万枚 プレマインなし、全量マイニング
  • 半減期 4年

コインの枚数、半減期などはビットコインに準じています。ただしブロックタイムが2.5分になりましたので、それに合わせてパラメータは調整されます。

プレマインなしの全量マイニングです。

ローンチは10/28が予定されており、ジェネシスブロックからの一斉スタートです。

トランザクション秘匿

Zcashでは、DashやMoneroよりも強い秘匿性を実現しています。DashとMoneroとの違いですが、DashはCoinjoinを中央で行うという方式によりコインをわからなくする方式で、Moneroはリング署名を利用することで実際の署名者を分からなくしてアドレスなどを秘匿します。

Zcashでは、ゼロ知識証明という暗号のテクニックを応用することで、

  • 送金者アドレス
  • 受取アドレス
  • 数量

この3つを完全に秘匿します。つまり、まったく何もわからないということになり、事実上、完全なプライバシーを実現しています。強いプライバシーを実現したコインです。

パブリック型のコインなので、ブロックチェーンのデータ自体は全員に公開されているのですが、先程の技術を使い、チェーンをみただけでは、これらの情報を第三者が直接知ることはできません。送金、受取の当事者だけに取引の内容が明かされます。

手法 アドレス コイン履歴 数量
Dash Coinjoin
Monero リング署名
Zcash ゼロ知識証明

✖は秘匿されない
○は秘匿

特徴

その他の特徴について書いておきます。

  • ファウンダー報酬

発行コインのうち10%がファウンダーの報酬として支払われます。ただしICOやプレマインではなく、発行される都度にファウンダーのアドレスに支払われ、他のプレマインコインのようにローンチ時に大量の利確が出ることを避けています。Zcash独自の方式ですね。

マイニングのコインは長期に渡って発行されますが、ファウンダー報酬は最初の4年間で支払われます。

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  • 投資家の存在

ファウンダー報酬と絡めて、このファウンダーのなかに、投資家が存在してます。ロジャー・ヴィアを始めとして30人の名前がリストアップされており、彼らが合計3億円程度を投資したとのこと。彼らは、総発行料の1.65%が報酬として支払われます

  • スローマイニング

当初のバグがある可能性を考慮して、しばらくのあいだマイニング報酬を減額(当初ゼロ)にするものです。

他にも多くの特徴的な項目がありますので、ZcashのFAQを参照していただくといいと思います。

考察

さて、Zcashについてですが、個人的な考察を書きます。

  • 技術として非常に興味深く、有用
  • 開発者や投資家は理念もあり、実在性は間違いない
  • 完全なプライバシーを実現した点を評価(宣伝通り)
  • しかし、実は秘匿できる取引には制限がある
  • スケーラビリティについては相当の難がある(計算すると、数tx/sしか出ない)
  • 殆どの部分はビットコインのフォークである。意図は?
  • ビットコインとは競合ではなく、補完関係
  • 投資家が払ったコインの金額は1コインあたりの金額が、初値参考になる
  • 当初はマイニングのほうが有利か?

といったところです。

上記項目については、私見が入るので、研究所内のレポートのみで書かせていただいております。

お読みになりたい方は、「ビットコイン研究所」にご入会いただければ、過去のレポートあわせてすべてお読みいただけます。

またレポートでは、FAQについてもほぼ全ての項目を訳出してますので、細かい部分をお知りになりたい方は、役に立つと思います。

 

 

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