ビットコインは「私たちによる、私たちのための、私たちが管理する、初めての通貨」

◆ビットコインは世の中の課題を解決できているのだろうか?

現状のビットコインは、一般のユーザーにとって魅力的なものはあまりない。遅く、扱いづらく、相場は上下する。決済も遅いし、負荷に耐えられない。中央型のデジタルマネーやクレジットカードのほうが便利だ。

だから、ビットコインは現在のユーザーのニーズを満たしていないというのが批判の趣旨だ。

ただ、私は、もう一度、ビットコインのそもそもの発明の理由を振り返ってみる必要があると思う。原点に戻れだ。

サトシナカモトは、ビットコインを世の中に送り出したときの書き込みで、ビットコインを発明した理由について、以下のように述べている。

“従来の通貨における根源的な問題は、それが機能するために「信頼」が必要になることです。中央銀行はその通貨の価値を落とさないだろうと信頼されていますが、通貨の歴史を見るとき、その約束は破られてきました”( by Satoshi Nakamoto on Feb 11, 2009

つまり、サトシナカモトは、ビットコインを高速な決済システムとして作ったのではなく、政府が発行する通貨へのアンチテーゼとして作ったのだ。

政府の発行する通貨は、インフレするマネーだ。

現在のガバナンス(民主主義)では、政府は、適切に支出をコントロールすることができず、常に債務を膨張させようとする。無限に増えた債務は、最後はインフレによって帳消しになる。

ギリシャ、スペイン、イタリア、キプロス、日本、ついでに米国も、債務が増えて景気も悪化するとき、さらに多くのお金を刷るという解決策でしのいできた。その行く末は限りない債務の膨張とインフレだ。

だから、ビットコインが解決しようとしている問題は、

「政府によるペーパーマネーの希釈化」

であり、

「債務をコントロールできない政府のガバナンス」

である。これに対するサトシからの解決策が「ビットコイン」だ。

だから、ビットコインは、もっとも端的に言って、政府のペーパーマネーに対する、インターネットのゴールドだとみてよい。ただゴールドは簡単に交換できないし、保有もめんどうだし、日常で使うのは難しい。ビットコインは、ゴールドの性質に加えて、容易に送金でき、スマホ一台で保有でき、支払いにも使えるという便利な機能がついている。

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究極のことを言えば、必ずしも、ビットコインはビザカードのようにスケールする必要はないし、コンビニでジュースを買うのに使える必要もない。それよりも、デジタル・ゴールドとして機能すればよい。

◆ビットコインの意義

では、ビットコインは国の通貨をリプレイスするのだろうか?ギリシャやキプロスは、ビットコインを採用し、世界は、ビットコインを基軸通貨にするのだろうか?

それもまたノーだ。国にとって、(無限の)通貨の発行権は、絶対に譲れない権利だからだ。破綻した国であっても金本位制に戻るとは思えない。

これに関しては、私は、Xapoの創業者兼CEOのヴェンセス・カサーレス氏が述べていることにほぼ同意見であり、それを抜粋して翻訳しよう。

“お金を刷り続ける国の人は選択肢がない。価値を失っていくお金を保有する以外に方法がなく、多くの場合では、価値のすべて失った。ビットコインは、すべての人に、別の選択肢を提供する”

ビットコインはスマートフォンさえあれば保有できるし、長期的には、人々は、価値を失っていく国のお金よりも、ビットコインのような資産を持つことを好むようになるだろう。

日本においては、日本円に対する信頼は、まだ盲目的なものがあるが、一部のひとはそれを疑い始めている。歴史を紐解けば、日本は戦後まもなく預金を封鎖し、過去の借金を国民の財産を没収して帳消しにした。同時にインフレを起こし、国民は過去を精算できたが、同様にすべてを失った。

カサーレス氏は、ビットコインは、「チョイス」だという。国のお金をもつことに加え、人々は、ビットコインを持つ事もできる。

“私たちの独自の通貨を持とう!そのかわり責任をもって管理するよ。私たちは、選択肢を持ったのだから(Let’s have our own currency, but manage it responsibly, because now we have a choice.)”

ビットコインは、全世界の人々が、中央集権的な管理機構なしに管理できる初めてのお金だ。リンカーンの演説のように言えば、こうなる。

“Bitcoin is .. global, digital currency of the Internet, by the people and for the people

私たちは、私たちによる、私たちのための、私たちが管理する、初めての通貨を手にしたのだ。

おそらくビットコインの本質とは、これである。

なぜビットコインは1994年のインターネットなのか?

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ビットコインに興奮しているのは、古い世代の人が多い。古い世代というのは、インターネットの黎明期で活躍した人たちだ。

ビットコインのスタートアップの最大のインベスターである、マーク・アンドリーセン(1994年にネットスケープを創業)を筆頭に、ティム・ドレイパー(老舗のベンチャーキャピタルのDFJのパートナー)はビットコインに夢中であるし、ピーター・ティール(1998年にペイパル創業)も21incに投資している。

日本では、伊藤穰一(デジタルガレージ創業者、MITのメディアラボ所長)もビットコインのリサーチ機関を設立した。

つまり、1994-2000ごろのネット黎明期に活躍したひとが、ビットコインを推す発言をよく行っている。これはなぜだろうか?

ビットコインをサポートするひとがネット黎明期世代に多いのには2つ理由が考えられる。

ひとつは、単純に彼ら一仕事をおえてベンチャーキャピタルやエンジェルの立場から、支える仕事をしていることが多いという理由。2004のフェイスブック以降の世代は、まだ自分たちのビジネスに忙しい。

そして、もうひとつは、ビットコインに、インターネットとおなじような既視感を感じていることだ。

「ビットコインはインターネットの再来だ」

マーク・アンドリーセンによれば、このようなことがITにおきたのは3回めだといい、デジャヴだとしている。

1回めは、「パーソナルコンピュータの出現」

2回めは、「インターネットの出現」

そして、3回めはビットコインとブロックチェーンの出現だ。

パーソナルコンピュータでは、ホストコンピューターに集中していた技術と計算能力が、個人に開放された。IBMはビジネスを失い、マイクロソフトがそれを塗り替えた。

インターネットでは、メディアや通信、広告といった産業を破壊し、グーグルと、フェイスブックと、その他のネットの企業ががそれを塗り替えた。今もそれは進行中である。

インターネットは、「情報」に関しての境界線を世界から取っ払い、ビジネスだけではなく、世界のあり方を変えた。

そして、ビットコインは、「価値」のやりとりに関する境界線を世界から取っ払い、金融ビジネスのあり方を変えるだけではなく、組織のガバナンスも変えるだろう。

私自身は、大学に入学した1994年にネットスケープが発明され、1999年のネットバブルに参加した。そういう意味では、古い人間である。

個人的に、その時とビットコインを比べて、既視感を感じる点を挙げておきたい。

・非連続的である、破壊的である

まったく違う技術、まったく違うアプローチによる解決法である

・否定と賛成で、議論が起きている。批判が多い。

インターネットの時も、こんなものは役に立たない、ビジネスにならないという議論があり、正面から論争していた。

・技術開発は着々と進んでいる

批判と関係なく、日々新しい技術進歩が大量にあった。

・コミュニティがまったく被っていない

インターネットのとき、インターネットをやっていた人材は海のものとも山のものとも知れず、まったくの胡散臭い連中だった。本当に胡散臭かった。

現在、ビットコインコミュニティの連中も、大手のネット企業や、金融から流れてきたのではなく、初めからビットコインだけをやっているような、まったく違うタイプの連中だ。

すっかり成熟したネット界隈から見ると、「あいつらは得体が知れない」と思われており、インターネット黎明期に、成熟した産業のCEOたちがアンドリーセンや伊藤穰一を見ていた目とまったく同じである。

・既存のプレイヤーが、理解できず、まごついている。

ブロックチェーン技術は、インターネットの同様になにがスゴイのかを殆どの人が理解できていない。

・みんな話題にしているのに、誰も使ったことがない。

1994-6年頃は、みんなインターネットに注目していて、大企業もこぞって次はインターネットが大事だと騒いでいた。しかしリサーチにきた企業の担当者は、インターネットに接続したことすらなかった。それでいて、インターネットに大いに感心があるというのだ。

現在も、ビットコインに関心がある、調べているといっている担当者のほとんどが、ビットコインに触ったこともなければ、持ってすらいない。

・人材が流れ込んでいる

1999年頃のバブルでは、エスタブリッシュメントが大量にネット業界に流れ込んだ。同じように、ウォール街や、大手のネット企業から、エース級の人材が、ビットコイン業界にどんどん人が転職してきている。

・VCが大きな投資をしている

技術の出現のしかた、それをやっている人、周りの批判、すべてがインターネットの時と同じなのである。私も、アンドリーセンのいう「既視感」というのがよく理解できる。

最後にこの動画をお見せしたい。1994年の、TVショーである。1分半程度の短い動画なので見てほしい。これが端的に物語っている。

イーサリアム はどのように動作するのか?

Ethereum(エセリウム、エセリアム、イーサリアム)の動作について、踏み込んで、動作についての、解説を行う。

Etherum自体は、ブロックチェーン型の仮想マシンだとか、分散型アプリケーションの基盤だとか、スマートコントラクトプラットフォームだとか、いろいろな見方があるが、実際何ができるのか概要を解説したい。

すこしコンピュータがわかるひと向けに書く。

簡単にいうと、

・コントラクト(オブジェクト)が作れて

・メッセージを送れて

・値が保持できる

といった感じだ。まあ、要するにコンピュータなわけである。

試しに、こういうコードを作ってみよう。アルトコインのOhCoinだ。これは、ビットコインなどと同じく、アドレスごとにコイン残高が保持されていて、残高の送金が可能だ。

このコントラクトには、

・アドレスごとのOh Coinの値を保持する領域があり
・コイン残高をアドレスAからBに移動するというメソッドがある
・アドレスごとに残高を返すメソッドがある

ab

コントラクトは、オブジェクトと読み替えていただいて問題ない。オブジェクトと一緒で、メソッドがあり、メソッド毎のデータがある。

なおコントラクトには、それを識別する固有のアドレス(コントラクトアドレス)が付与される。

このコントラクトは、ネットワークに手数料を払うことで、Ethereumブロックチェーン上に登録される。基本的に、コントラクトはブロックエクスプローラーなどで参照でき、メソッドも公開される。

さて、このoh coin コントラクトは、アルトコインを模したものであった。Aさんが、Bさんにこれをつかってコインを送金することを考えてみよう。

Etherumでは、ユーザーはそれぞれ、Etherum addressという固有のアドレスを取得できる。これが唯一の識別子となる。Etherum上のお金である、Etherの残高もこれに紐づく。

ab

ユーザーAさんが、BさんのEthereumアドレスを指定し、oh Coinをおくりたいと考える。

(※ユーザーAさんは予めohコインをいくらか持っていると考える)

この場合は、oh coin のコントラクトのアドレスを指定し、そのコントラクトの「送金」メソッドを叩く。引数は、送り先のアドレスと、送りたいコインの量の2つだ。

Ethereumにおけるトランザクションとは、メソッドへのメッセージ送信と捉えていただいてOKだ。

・ネットワーク上にトランザクションを流す=メソッドへのメッセージの送信

このとき、ユーザーAさんは、コントラクトを実行するための手数料として少額のEtherを支払わなければならない。Etherはコントラクト実行のために必要で、コードの複雑さや長さによって、必要量が異なる。これにより乱用が防げる。

ab

メッセージをうけとったコントラクトは、それを実行する。このとき、コントラクト内の状態は、次のように変化する。

・ブロック100の時点で、ユーザーAの残高は30
・コインの移動メソッド(Bへ10)が実行される
・この結果、ブロック101では、ユーザーAの残高がへり、ユーザーBの残高が増える

ab

Ethereumでは、コントラクトとその変数の値を常に保持し、それらはすべての分散ノード上で合意された値でなくてはならない。そこで合意のための、マイニングが発生する。

このとき、Ethereumのマイナーは何をしているのだろうか。概念はビットコインほかのブロックチェーンと一緒だ。ビットコインではハッシュと署名を検証していたが、Ethereumでは、ハッシュと、コントラクトの実行結果を検証する。

1) マイナーは、最初に、トランザクション(メッセージ)を受ける。

2) 実際にコントラクトのコードにそって、メソッドを実行してみる。実行結果の状態を記録する。

3) いわゆるマイニングを行う。これは競争であり、最初にnonceをみつけたマイナーが、ブロックを生成できる。このとき、ブロックには、メソッドの実行結果の状態を書き込む

4) ブロックをブロードキャストする。

これを受け取ったその他のノードは、ブロックを検証する

1) ブロックのハッシュが正しいかどうかを検証する

2) コントラクトにしたがい、メソッドを実行してみて、実行結果が、正しいかどうか、送られてきたブロックで正しいとされている結果と同じかを検証する

3) 問題なければ、ブロックチェーンの末尾にブロックを追加。すべてのコントラクトとデータの状態を最新にする。

ということである。ブロックチェーンを保持するフルノードは、すべて同じコントラクトを実行して、結果の正しさを検証することになる。

Ethereumでは、ブロックの生成間隔は仕様上12.7秒だ。

12.7秒の間に発せられたメソッドを実行し、正しい結果をマイニングして記録する。12.7秒ごとに、コントラクトと、その保持するデータ(変数)の値が、実行結果にあわせて書き換えられる。

こういうことが、ずっと続くという、一連の処理マシンだと捉えていただくと理解できよう。

・ブロックチェーン方式なので、メソッドの実行結果については、不正はできない。取消も、逆戻りもできない。

・コントラクトはチューリング完全な言語仕様であり、いかなる処理も記述可能

・コントラクトのコードは、ブロックチェーン上に格納されて、検証でき、改ざんができない。

・コントラクトが保持するデータの値も、ブロックチェーン上に格納され、保持される。

・コントラクトが保持出来るデータには上限はないようだ。いかなるデータも記録できるが、大きさに応じてEtherを支払う必要がある

・コントラクト自体が、他のコントラクトにたいしてメッセージを送りメソッドを実行することができる

これ以上の解説は、追って理解が進み次第書こうと思う。

完璧に安全なビットコイン保管法-Trezor Wallet

trezor

ハードウェアWalletのTrezorを購入してテストしてみたので、そのレポートである。

結論からいうと、現在、このウォレット以上に安全で、利便性の高いものはない。小遣い以上のビットコインを持っているひとは、すべからく購入するのがよいと思う。

多くの人がビットコインを、blockchain.infoのウォレットに入れていると思う。これは極めて、危険だ。秘密鍵をblockchain.infoが管理しているから、blockchain.infoがハックされたらあなたのコインも盗まれてしまう。しかも、保険などもなく、盗まれたら帰ってこないだろう。ビットコイナーの中には、Mt.Gox事件の教訓から学ばず、今でも、取引所にそのままおいている人もいる。極めて危険だ。

かといって、PCのウォレットも安全ではない。PCはウイルスまみれであるし、どのようなソフトウェアが走っているかわからない。秘密鍵のファイルを悪意あるソフトウェアから守る手段がない。

モバイルのウォレットのほとんども危険だ。秘密鍵をストアしているメモリの領域に他のアプリケーションがアクセス出来てしまう。秘密鍵スキャンして探し、他人に送信するウイルスが入りこんでいたら、ひとたまりもない。

現時点で、唯一確実に安全なのは、ペーパーウォレットだ。ただし、ペーパーウォレットは、それを作るときに、ネットに接続されたウイルスまみれのPCをつかっては意味が無い。クリーンなPCとOSを用意するひつようがあり、めんどうだ。それに、一旦ペーパーウォレットに入金すると、使おうと思うとめんどくさい。一部だけを使うということが柔軟にできない。

その欠点をクリアしたのが、Trezor のハードウェアウォレットだ。秘密鍵を完全に安全に守りながら、普通のウォレットのように入出金が簡単にできる。

Trezorの特徴は、秘密鍵を特殊なチップに内蔵していることだ。(耐タンパー性がある)

この特殊なチップは秘密鍵を保管し、またそれをつかって電子署名するということに特化している。それしかできない専用チップで、ハードウェアなので、ウイルスからも安全だ。

ビットコインの送金をするとき、そのトランザクションの署名は、このチップ内で行う。署名をリクエストしたときに、このチップが署名し、署名の結果だけを返す。わかると思うが、その署名から、秘密鍵を逆算はできないから、秘密鍵が外にもれることはない。

チップは、署名するか否かという以外の命令を受け付けないので、接続したPCにウイルスがあっても、、秘密鍵を盗むということはできない。あくまで、Trezorに接続したPCができることは、チップに「署名しろ」という命令をだすことと、署名した結果を受け取ることだ。

また、もし、PCが勝手に署名の命令を出しても、Trezor側の確認ボタンを押さないと、署名されないので、さらに安全である。

こうした仕組みにより、PCと接続して使うにもかかわらず、秘密鍵が漏洩する可能性がない。

では、Trezorのチップ自体がこわれたり、紛失してしまったらどうなるか?ビットコインを失うのだろうか?

TrezorはBIP32の階層性ウォレットをつかっている。全てのアドレスが、、24ワードのリカバリーパスフレーズをメモっておきさえすれば再現できる。ハードをなくしても、この24ワードのパスフレーズさえあれば、別のTrezorを買ってきて、そこに再インストールできるし、もしくは、ElectrumやMyceriumなどの、BIP32をサポートしているウォレットがあれば、そこに24ワードを入力することでも、ビットコインを取り出せる。

Trezorで感心したのは、パスフレーズを再入力するときの方法だ。パスフレーズはすなわち秘密鍵そのものなので、結局この部分が弱いと、ほかのセキュリティが高くても意味が無い。

単に、PCから、そのままパスフレーズを入力してしまうと、PCにキーロガーなどが入っていた場合には、容易に盗まれてしまうことになる。

Trezorではそれを防止するため、24ワードの順番をTrezor側が指定する。たとえば、キーの12番めをいれろ、次は9番目をいれろといった具合に、順番をランダムに指定する。

こうすることで、24ワードが全部キーロガーでぬすまれても、盗んだ人は、その順番を推測する必要がある。

さらに、Trezorではダミーのワードを間に挟む。本来のパスフレーズにの単語ではないものも、てきとうなタイミングで入力する必要がある。

だから、すべてがキーロガーでぬすまれたとしても、正しいパスフレーズを再現するためには、ダミーもふくめて、36ワードのなかから、24ワードを選択し、それを正しい順番で並べる必要がある。

この組み合わせは膨大であり、たとえ世界中のビットコインマイナーのハッシュパワーをつかっても100年以上は掛かるという。

Trezorで一番気に入った部分は、このパスフレーズの回復の部分のセキュアさである。この仕組は、非常に信頼性がある。

他にも、ウォレット内で、アカウントが複数作れたり、HDウォレットなので、当然アドレスを使いまわすことなく、取引ごとに新しいアドレスを生成して、取引するため、安全かつ、プライバシーも保たれる。

セキュリティ、使い勝手、そうほうで満足のいくプロダクトだ。

参考までに、わたしの場合の使いわけを書いておく。本当に使わないビットコインは特殊なペーパーウォレットで保管している。これは5年間は動かさないつもりのコインだ。

Trezorは、準コールドウォレットで、それなりの量を保管するが、うけとったり、使ったりすることがある時につかう。

現在、CryptoSteel というバックアップデバイスが出現したので、ペーパーウォレットは廃止し、ビットコインの管理はTrezorに一本化した。

日常的なものは、モバイルウォレットにTrezorから移して使う。モバイルウォレットには、紛失しても構わないように、1btc以下のお金だけを入れるようにしている。

購入はこちらのサイトからビットコインですぐ出来る。Fedexなどで1週間もあれば届く。

Trezor – The bitcon Safe

なお、国内でもコインギフトで販売している。日本円ほか、ビットコインなどで購入でき、送料は無料だ。コインギフトで買うと、詳細な日本語マニュアルが付属するのが魅力である。

コインギフト-Trezor 

口座開設不要のコイン即時購入サイト、ShapeShift.io

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ShapeShift.ioは、口座開設不要で、即時にコインが購入できるシンプルなサービスだ。

例えば、ビットコインで、ライトコインや、ネームコイン、ビットシェアーズを買おうと考えたとする。

いままでは、取引所に口座を開設し、取引所の口座にビットコインをおくって、そこでトレードし、買ったコインを引き出すという手順を踏んでいたかとおもう。

私も何度もやっているが、はっきり言ってめんどくさい。特に、アルトコインや、クリプトアセットの場合、それぞれ扱っている取引所が分散されていて、

ネームコインなら、btc-e
カウンターパーティーならMelotic
ビットシェアーズならBitsharesのexchange
GEMZなら、Poloniex

それぞれ扱いがちがうから、4つも5つも10個も取引所に口座を開設してやりとりしないと行けない。頭がウニのようになりそうであった。

株で例えると、東証、NASDAQ、NY、上海、ホーチミン、マニラ、ロンドン、それぞれに上場している株を買い集めようとすると、証券会社の口座を作るのを考えただけで気が滅入るのと一緒である。

ShapeShiftは、こういう問題を超シンプルにする。

ShapeShiftは、口座の開設など不要で、数十種類もの暗号通貨やアセットを即時に購入・交換可能なサービスだ。

使い方も直感的で、単に、どれからどれに交換したいかを選んで、レートを確認し、交換後に受け取るアドレスを指定する。あとは、指定のアドレスに、交換したいだけのコインを送金するだけでOK

BTCでXXを買うといったもの(その反対)だけではなく、BitSharesでCounterpartyを買うとか、MeneroでSwarmを買うとか、そういうアクロバティックなことも一発でできる。

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試しに、友人がBTCで、Gemzを購入してみたところ、230秒ほどでGemzの口座に入金があったとのことだ。

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現在取り扱いのコインやアセットは上記の通り。かなりマイナーなものまで取り扱っている。

本日ちょうど、当初はアルトコイン中心だったが、本日Gemz、StorjX、SWARM、Mastercoinなどのアセットが追加されて、より便利になった。

Shapeshift.ioだが、APIを提供しており、自動での購入も可能だ。

アプリやウェブサービスのバックエンド向けに、非常にシンプルな問題解決策を提示しているところが、実は素晴らしい。

たとえば、コインギフト(暗号通貨によるECプラットフォーム)は、ShapeShiftを使い、受け取った通貨の即時両替をおこなっている。これにより、BTC以外の通貨での買い物に対応している。現在は数種類の通貨での受付だが、理論的にはすぐにでも32種類のコイン・アセットでの買い物が実現出来るというわけだ。

ほかにも、GetGemzのアプリ内部で、即時にBTCとの交換ができる機能を提供するといったことにも、すぐ応用が可能かと思う。

暗号通貨の利用者だけではなく、開発者も注目してほしいと思うサービスだ。

 ShapeShift.io

ビットコインウレットの未来

ビットコインウレットの未来

昨日は木下じょな氏の、ビットコインウレットのセキュリティ評価の講義があった。大変有用なので、時間があるひとは、動画を見ると良い。

ウレットサービスは、非常に沢山のアプリがでており、乱戦のように思えるが、本質を考えると、実はあまり有力なものがないと気づく。
セキュアであり、検証可能なものが意外とすくない。 続きを読む ビットコインウレットの未来

12個の英単語を見たら、お金だと思え(パスフレーズの話)

最近、多くのビットコインのウレットの仕組みで、12個の英単語(パスフレーズ)が表示されたり、メモらするように言われることが多くなっていると思います。

counter party wallet, getGmes, Koinify, bread wallet ほか。

これは、安全かつ、便利なウレットの仕組みなのですが、何のことかわかってない人も居るようなので注意喚起します。

12個の英単語が表示されたら、それはお金だと思えです。 続きを読む 12個の英単語を見たら、お金だと思え(パスフレーズの話)

ビットコイン及びブロックチェーンの可能性について、専門的な事柄をわかりやすく解説します。