ちょっと早いですが、私的2015年のビットコイン界隈10大ニュース

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ちょっと早いですが、今年のビットコイン界隈私的な10大ニュースをおおくりします。順位に関しては、大石セレクトによるもので、個人的な順位です。

TOP1 強気相場

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この価格の上昇そのものが、最大のニュースだとおいえます。思えば2013年末に1ビットコイン1200ドルの高値をつけてから、ながいながい底の見えない下げがありました。200ドルを割った時は、ちゃぶ台も返したくなりましたし、旅行中に合計30%近く相場が下がった時は、旅行どころではありませんでした。

それが一転。総強気のこの相場。なにしろこれが最大のニュースでしょう。

TOP2 ビットコインXTとブロックサイズ問題

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いまでも、ビットコイナーとの話題の筆頭はこれです。ブロックサイズ問題についてどうおもうか?これについて話すというのがまあなんというか、ビットコイナーのご挨拶というか、お作法みたいな感じになっています。

XTが出た時はビットコインの終焉かとおもい、すべてを売っぱらう準備をしていたこともありましたが、そんなことにならずによかったです。そして、香港のカンファレンスを通じて、ビットコインコミュニティの層の厚さ、情熱、人材の素晴らしさを再確認しました。

TOP3 Ethereumのローンチ

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Ethereumが7月にローンチしたのは驚きでした。まだ相当に遅れるものと思っていたし、一部では、絶対に完成しないVapoウェアだという罵りもあったからです。とにかく、ローンチして、いままでたいした事故もなく動いている実績があるのは素晴らしいとしか言いようがありません。

まだまだこれからEthereumですが、ビットコインの誕生以来、本質的になにか革命的なものがあらわれたのはEthereumが初めてだと思いますので、今後どうなっていくか、本当に楽しみです。

TOP4  ビットコインプロトコルの進化

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ビットコインも裏でちゃくちゃくと進化しています。特にきわめて大きいのが、 CHECKLOCKTIMEVERIFY の追加です。以前から提案されていたこの機能が、ついにコアに含まれ、実際に機能しました。

この機能が加わることにより、マルチシグと合わせて、ビットコインだけでも相当複雑なスマートコントラクトのようなことができるようになります。マイクロペイメントや、エクスローなどもエレガントな形でできるようになり、来年以降、これらの機能をフルにつかった、新しいカタチのサービスがどんどん出てくるでしょう。

また、サイドチェーンも発表され、来年には動くものが出てくるはずです。これら2015年に登場した技術が、ビットコインの将来のために極めつけに重要になっていくはずです。

TOP5 ブロックチェーンの熱狂

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ビットコイン関係のニュースの紙面が、急にブロックチェーンと銀行一色になりました。毎日のように、ニュースがでてきて、いまでも続いています。まさに熱狂としか言いようがありません。そしていわゆる腰が思いといわれる日本の銀行が、海外のR3プロジェクトに参画したというのが業界では火をつけたきっかけだと思います。

ですが、個人的には、それらのニュースも政治的な動きばかりで、なにかプロダクトが出来たわけでお、ユーザーが遊べるソフトウェアが出来たわけでも機能がついかされたわけでもなく、銀行のプレスリリースを延々と読まされるだけに終わりました。すべては秘密で、公開できませんが、なにかやってますと。

夏以降、相場の低迷とあいまって、同じパターンのブロックチェーンの話ばかりが続いたので、正直うんざりしてしまいました。そろそろ終わって欲しいです。

TOP6 MITメディアラボでビットコイン、デジタルガレージのカンファレンス

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MITラボが、ビットコインに特化したかたちでラボを開設したのは、驚きでした。しかも伊藤穰一さんがそこにメインでかかわるとのこと。

デジタルガレージのカンファレンスが開催され、コアのビットコイナーが東京にあつまりました。

MITはエニグマ構想などの面白い技術もあり、またビットコインのガバナンスに対してもインターネット初期の経験から貢献を行うそうです。

オープンソースや、パブリックなコミュニティのちからを感じます

TOP7 プリンストン大学のビットコインと暗号通貨コース

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オンライン大学のCouseraを通じて、プリンストン大学が、ビットコイン&暗号通貨のコースを提供していました。8回に渡る濃い講義で、基礎から応用まで、私のようにそれなりに知っている人でも、学びの多い、刺激的な内容でした。現在動画が見れるのかちょっとわからないのですが、ぜひ興味がある人は見て欲しいと思います。

しかし、プリンストンのような大学がこういう講座をすぐに提供するところがまじで凄いと思います。しかも真正面からビットコインなんですよ中身は。日本の大学だったら腫れ物にさわるような感じになるか、デジタルマネーとかそういうボカした一般論はやるかもしれないけど、特定のコイン・・そうビットコインそのものは・・みたいなスタンスになってしまうと思うんですが、そうでなく、ビットコインの理解が重要だというストレートな姿勢には、さすがとしか言いようがありません。

TOP8 21インクの秘密が

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140億円もの巨額の資金をあつめた謎の活動をしていた21インクが、製品を出荷し、全貌があきらかになりました。ビットコインコンピュータという視点はなかなか斬新。この手の、IoTのようなビットコインノードは、来年爆発的に流行ると勝手に予想しています。Ethereumコンピュータもでてくると予想。

そして、21インクは、すでにマイニングのところでも、頻繁に登場するようになり、ハッシュパワーのかなりの部分をすでに占めている。マイニングだけでも採算が取れているという話もあります。

TOP9 欧州のVAT免除

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消費税がかかるとなるとビットコインは間違いなく死ぬので、これは凄い朗報でした。しかも最高裁の確定判決なので、覆ることは無いでしょう。これにならって日本も消費税が免除されることを期待します。欧州が免除だからという理由は、日本が意思決定する上での最も重要な根拠になりますので、素晴らしいことです。

TOP10 難民と災害

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今年は難民と災害の年でもありました。ネパールの大地震、シリアの難民、多くの不幸なことがおこったなか、ビットコインによって、直接的にこうした人々を支援することができるようになるかもしれません。

これこそが、お金の役割であり、インターネットで直接送ることのできるビットコインの意義であるとおもいます。

ビットコインを直接消費できるデビットカードの登場も後押ししました。ビットネーションによる、難民IDの発行、デビットカードの交付など、ビットコインは社会を少しづつ良い物にしていっています。

番外 マウントゴックス

一応・・・。すっかり忘れてましたけど、結局横領だったということで。早く私のビットコイン返してください。

という感じですがいかがでしたでしょうか。あくまで私の視点ということなので、他の方がピックする10大ニュースも見てみたいです。

ことしもあと10日あまり、その間にどんでん返しニュースが出てこないことを祈りますw

 

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