カテゴリー別アーカイブ: 解説記事

なぜ仮想通貨に価値が生じるのか?マネタリートークンの価値算定の理論(交換価値説と採掘価値説)

ビットコインやライトコイン、ビットコインキャッシュ、リップルのXRPなど、もっぱらお金としての機能のみを持つトークンをマネタリートークンという。

前回の、ユーティリティトークンの価値算定においては、ファイルストレージや計算といった実用機能を提供するトークンの価値を算定した。これらのトークンの価値はユーザーが実感する実用価値に等しいとした。

一方で、ビットコインに代表されるマネタリートークンには、そうした実用的な価値は全く存在しない。純粋にお金としての機能しか持たない。

このため、ユーティリティトークンや、配当型のトークンとへ別の価値算定の理論が必要となる。

理論については、主に2つの説があるが、議論が割れている。

交換価値説と採掘価値説である。

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配当型トークンの価値算定の理論と実例

ユーティリティトークンの価値算定につづき、配当型のトークンの価値算定の方法と実例を示します。

配当型のトークンとは、つまり証券そのものになります。証券の価値の算定方法については、ファイナンスの授業をとっていただければわかるように、スタンダードなものが存在します。

つまり、 続きを読む 配当型トークンの価値算定の理論と実例

レポート102 lndスタートマニュアル

今週のレポートは、lndスタートマニュアルをお送りします。

メインネットで利用できる初めてのクライアントであるlnd0.4 betaがリリースされています。このリリース以降、ライトニングのネットワークは成長をつづけ、受け入れ店舗も徐々に増えていっているように思います。

私も、lndをインストールし、ここ1ヶ月ほどテストしていましたが、安定して稼働しているようですので、いちどマニュアルにまとめてみました。

インストールの方法、confファイルの設定、サーバー立ち上げ、入金、チャネル作成、支払い、クローズまで、一通りの手順を丁寧に追っています。これでライトニングノードの立ち上げはできるとおもいます。
是非トライください。 続きを読む レポート102 lndスタートマニュアル

ユーティリティトークンの価格算定の理論と実例

ユーティリティトークンの価格が単純なマネーサプライの式[1]で推計できるという話であるが、理解できないという声が多いので簡単に解説しておく。(括弧内はコインに当てはめた場合)

M = (P×Q)/V

M=Money supplyマネーサプライ (コイン時価総額)
P=Price価格 (提供サービスの価格)
Q=Quantity数量 (サービスの消費量)
V=Velocity回転率 (コインの回転速度、支払いサイクル) 続きを読む ユーティリティトークンの価格算定の理論と実例

新規に自社のコインを発行して、これを債務と交換する(Debt Coin Swap)という手法について紹介する

新規に自社のコインを発行して、これを債務と交換する(Debt coin swap)という手法について紹介する。

取引所などがハッキング被害などを出した場合、手元の現金がなければ、破産に追い込まれる。しかしながら、破産はユーザーにとっても最も避けるべき事態であるため、Debit Coin Swapという手法で会社の存続を検討できる。

これは一昨年、当時最大の取引所であったらBitfinex社がビットコインを盗まれた時に採用された方法で、Bitfinexは事業を継続し、現在ではその債務もすべて返済された。

以下、その説明である。

(コインチェックは保有現金による補償をおこなうと発表したが、本件書き途中だったので、活かしてそのまま公開する) 続きを読む 新規に自社のコインを発行して、これを債務と交換する(Debt Coin Swap)という手法について紹介する

盗まれたNEMを追跡する手法についてーわかりやすく解説

盗まれたXEMを、追跡することができる仕組みというのが注目をあびています。

これについて、理解したところを、やさしく解説します。

新機能をつくったのではなく、すでにある機能を機転をきかせて応用してうまく利用した、という感じですね。

まず、NEMにおいては、イーサリアムのトークンのように、NEMのプラットフォーム上で独自のトークンを作るという機能があります。これをMosaicと呼んでいます。

ユーザーは勝手に好きなトークンを作って流通させることができます。そこで「盗難マーキングトークン」といったようなものを作るわけです。 続きを読む 盗まれたNEMを追跡する手法についてーわかりやすく解説

ビッグブロックは持続可能か?世界の回線状況から考える

Dune di Wan Caza
Dune di Wan Caza

ビッグブロックは持続可能かという問題については、両面の意見があります。

今日見たツイートで問題を端的に指摘しているものがありました。

「世界のインターネット回線の平均は15Mbpsである。ビッグブロックの現状の8Mのブロックですら、世界の殆どの場所で、フルノードを走らせることができなくなる」

というものです。 続きを読む ビッグブロックは持続可能か?世界の回線状況から考える