カテゴリー別アーカイブ: 解説記事

SECのロジックを簡単に解説ーどのコインが証券に該当し、どのコインは該当しないのか?

イーサリアムやリップル(XRP)が証券として扱う方針をSECが示しています。これらだけではなく、ほぼすべてのICOを行ったトークンが証券に該当するという見解をSECは示唆しており、適用除外をめぐって激しいロビー活動がされています。

この問題について、整理してお伝えします。 続きを読む SECのロジックを簡単に解説ーどのコインが証券に該当し、どのコインは該当しないのか?

仮想通貨関連の消費者トラブル事例を検証してみた結果

消費者庁が、仮想通貨にまつわるトラブル事例として資料をまとめています。これは金融庁の審議会に参考資料として提出されたものです。

資料

このなかで、トラブルの具体例が乗っているのですが、規制で解決すべき問題以外に、ユーザーのリテラシー不足や、とばっちりじゃないかという問題もふくまれていますので検証してみます。 続きを読む 仮想通貨関連の消費者トラブル事例を検証してみた結果

なぜ仮想通貨に価値が生じるのか?マネタリートークンの価値算定の理論(交換価値説と採掘価値説)

ビットコインやライトコイン、ビットコインキャッシュ、リップルのXRPなど、もっぱらお金としての機能のみを持つトークンをマネタリートークンという。

前回の、ユーティリティトークンの価値算定においては、ファイルストレージや計算といった実用機能を提供するトークンの価値を算定した。これらのトークンの価値はユーザーが実感する実用価値に等しいとした。

一方で、ビットコインに代表されるマネタリートークンには、そうした実用的な価値は全く存在しない。純粋にお金としての機能しか持たない。

このため、ユーティリティトークンや、配当型のトークンとへ別の価値算定の理論が必要となる。

理論については、主に2つの説があるが、議論が割れている。

交換価値説と採掘価値説である。

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配当型トークンの価値算定の理論と実例

ユーティリティトークンの価値算定につづき、配当型のトークンの価値算定の方法と実例を示します。

配当型のトークンとは、つまり証券そのものになります。証券の価値の算定方法については、ファイナンスの授業をとっていただければわかるように、スタンダードなものが存在します。

つまり、 続きを読む 配当型トークンの価値算定の理論と実例

レポート102 lndスタートマニュアル

今週のレポートは、lndスタートマニュアルをお送りします。

メインネットで利用できる初めてのクライアントであるlnd0.4 betaがリリースされています。このリリース以降、ライトニングのネットワークは成長をつづけ、受け入れ店舗も徐々に増えていっているように思います。

私も、lndをインストールし、ここ1ヶ月ほどテストしていましたが、安定して稼働しているようですので、いちどマニュアルにまとめてみました。

インストールの方法、confファイルの設定、サーバー立ち上げ、入金、チャネル作成、支払い、クローズまで、一通りの手順を丁寧に追っています。これでライトニングノードの立ち上げはできるとおもいます。
是非トライください。 続きを読む レポート102 lndスタートマニュアル

ユーティリティトークンの価格算定の理論と実例

ユーティリティトークンの価格が単純なマネーサプライの式[1]で推計できるという話であるが、理解できないという声が多いので簡単に解説しておく。(括弧内はコインに当てはめた場合)

M = (P×Q)/V

M=Money supplyマネーサプライ (コイン時価総額)
P=Price価格 (提供サービスの価格)
Q=Quantity数量 (サービスの消費量)
V=Velocity回転率 (コインの回転速度、支払いサイクル) 続きを読む ユーティリティトークンの価格算定の理論と実例

新規に自社のコインを発行して、これを債務と交換する(Debt Coin Swap)という手法について紹介する

新規に自社のコインを発行して、これを債務と交換する(Debt coin swap)という手法について紹介する。

取引所などがハッキング被害などを出した場合、手元の現金がなければ、破産に追い込まれる。しかしながら、破産はユーザーにとっても最も避けるべき事態であるため、Debit Coin Swapという手法で会社の存続を検討できる。

これは一昨年、当時最大の取引所であったらBitfinex社がビットコインを盗まれた時に採用された方法で、Bitfinexは事業を継続し、現在ではその債務もすべて返済された。

以下、その説明である。

(コインチェックは保有現金による補償をおこなうと発表したが、本件書き途中だったので、活かしてそのまま公開する) 続きを読む 新規に自社のコインを発行して、これを債務と交換する(Debt Coin Swap)という手法について紹介する