アルトコインの利確(Exit)について

レポート「アルトコイン図鑑」では30種類以上のコインを解説

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先日おもしろいアンケートを行った。アルトコインが爆上げしているなか、このアルトコインを最終的にどうするのか?何に替えるのかという点を聞いてみた。言葉を変えると貴方にとってはアルトの値上がりをどうやって利確(Exit)させるのかということである。

私の先入観では、アルトコインというのは、ビットコインとの価格比で語られることが多かったので、最後はビットコインに替える物であると思っていた。だが、最近はアルトコインのままホールドしつづけるひとや、円に替えて利確するひとも増えてきたようだ。

以下、いくつかコメント。

円に戻して利確(27%)

という人は、アルトコインを単独の資産としてみているということだろう。トレードの目的は、円建ての資産を増やすことである。というか、よくよく考えると円にもどして儲けるというのが、普通の人にとっては、普通なんだよね。

ビットコインの世界で生きていた古いおじさまには、円の世界から決別することが大事なので、円に戻すっている発想はあんまりなんだけど、そういうのが関係ない層が増えてきたということで、そうなるとひとつのトレード商品として円で利確するというのは当たり前になってくるんだと思う。

他のアルトにリバランス(11%)

これは値上がり過ぎたアルトを売って、安めのアルトを買うといったかんがえの人。そのあと最終的にどうするのかはわからないけど、そのままずっとそれを繰り返すという可能性もある。

ビットコインにしてホールド(35%)

つまり、アルトコインはビットコインを増やすための投資行為であるという捉え方。基軸通貨のビットコインを投資して、ビットコインで回収するという考え方が垣間見られる。回収したビットコインはそのままホールド。

なので、たとえば田中さんがいう「利確」というのは、BTCに替えることを意味してるんだけど、多くのひとは、BTCに替えるだけで利確とは思わないに違いない。だってBTCは円じゃないし。

というのが、このアンケートをとった動機だったんだけど、さすがに私のフォロワーだけあって35%のひとが、BTCに替えることが利確だという意見。

そのままアルトをホールド(27%)

という人も多かった。いまのところモノを買ったりできるのはBTCくらいなものなので、アルトのままでは使いみちは限定される。アルトのままホールドということは、つまり当面Exitしないということであるから、結局そのアルト自体がなんらかの利用価値をもたないと意味がない。ディスクスペースが買えたり、計算リソースが買えたりといった実際にそのアルトで受けられるサービスを得るというのあるだろうし、もしくは、リップルなんかは、そのままそれが買い物や送金にそのままつかえる通貨になるだろうという考えているひともいるようだ。

まとめ

結局、exitを何で考えるかというのは、その人がどれを基軸通貨として見ているのかという価値観の反映だろう。円で回収したい人は、円が基軸通貨だろうし、BTCで回収したいひとはBTCの世界に逝っちゃった人だし、アルトのまま持っている人はそのアルトの支持者なのだろう。

で、このアンケートの結果はだから何?ってわけじゃないけど、みなさんも、何か考えるきっかけにしていただければと。私の場合、利確とはBTCにすることで、そう考える人が大半だった時代とそういう人ばかりに囲まれていた時代から、現在のこのアンケート結果はだいぶ違っていて、いろんなひとが参入してきた(または考え方も変わってきた)んだなぁという感じです。

※なおこのアンケートは私がリップラーを多くブロックしている関係もあって、大半のリップラーの意見は含まない。なのでBTCにすると言う人の比率はもっともっと低いと予想される。すくなくともリップラーはBTCで利確なんていう発想はないとおもうので

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