レポート「アルトコイン図鑑」では30種類以上のコインを解説
レポート「ビットコインの情報源決定版(26ページ)」を配信しました。レポート内容へ
ここしばらく新規のクラウドセール案件が出るので、ブログで継続ウッチする。
Gemsは、仮想通貨を組み込んだメッセンジャーアプリだ。Facebookに2兆円で買われたwhats appや、Lineのようなタイプのアプリである。
ポイントは、内部通貨としてGemsトークン(XGEM)を発行することだ。ユーザは、Gemsを送りあうことはもちろん、ユーザーの貢献具合にあわせてGemsがもらえる仕組みがあるようだ。
一般的にメッセンジャーアプリの主な収入は広告であるが、広告主からのお金は、運営会社の収入になりユーザーには還元されない。
Gemsの場合、Gemsに広告を出すには、Gemsトークンを購入する必要がある。トークンの値段はGemsの規模が大きくなり広告効果が増せばますほど高くなる。そして、Gemsのユーザーはトークンを保有しているので、自分たちのトークンの価値は増していく。トークンは取引所を通じてビットコインに換金できる相場がたっているので、ユーザーはキャピタル・ゲインを得られる。ユーザーの利害と、トークンの価値が一致する。
SNSやメッセンジャーのようなコミュニティモデルにおいては、役務の提供者と利益の受益者のズレが問題であったが、それを一致させるモデルである。
このようにーザー自体がトークンの価値の向上を通して、運営者と利害を一致させるという仕組みが、トークンエコノミーだ。
ビットコイン自体もそのようなモデルだ。ビットコインを維持する採掘者はビットコインで報酬をもらい、それが値上がることで利益を得る。
詳しくは別の記事書くつもりだが、これにより、資本主義の問題点の一部分が解決できると考えている。株主(資本家)と、労働者にわかれるのではなく、資本家=ユーザーである。
そして、その運営は、オートメーション()でおこなわれ、共産主義のような独裁者がおらず、ルールによって運営されている。このモデルが多くの場所で採用されれば、世の中は変わるかもしれない。私はそれを推進していくことが使命だと思っている。
さて、思想的なことはさておき、Gemsのトークンの詳細を書こう。
12/1にプリセールが開始する。
最初の48時間は、1BTC=17250 XGEMの値段で販売される。その後、5日ごとに価格があがり、1BTC=10000XGEMで終了。来年の1/5に終了の予定だ。およそ1ヶ月のセールになる。
なお、予定よりも早く資金が集まった場合早期に終了する場合がある。3000BTCがあつまるか、プリセールの5000万XGEMがすべて売り切れるかのいずれかの場合、その時点で終了だ。
なお、売れ残りがあった場合そのXGEMは破棄される。
今回一般に売られるXGEMは全発行量(1億XGEM)の50%にあたる。
のこりの50%は、開発者が8%をとり、今後のユーザーのインセンティブに30%、プロモーションとして配る?のに12%という配分になる。
単純に、今回3000BTC分のXGEMが売り切れたとすれば、約1.2Mドルの資金調達になる。1億4000万程度。
XGEMの時価総額は、最終価格の 1BTC = 10,000XGEM = 380USD で換算すると、約3.8M$となる。
もし、Gemsが成功すれば、ユーザーへのインセンティブをトークンで実現するサービスの先駆けになるだろう。コミュニティ型のサービスは、株式会社で株主が利益をえるモデルではなく、今後は、ユーザーがトークンを保有する形に変わっていくだろう。
追記)
現在アプリがリリースされています。
注記 #GEMZ自体は株式や証券ではなく、アプリ内で使えるトークンの事前販売です。本記事は投資判断を提供するものではありません。GEMZの購入によっていかなる経済的な損失があっても当方は何らの責任を持ちません。
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