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本日1時20分ごろ、Segrageted witness (通称Segwit)がついにマージされた。
長くにわたっての開発者の地道な努力と開発の成果であり、まずは、敬意と感謝の念を表明しておこう。
これで、スケーラビリティ問題にも進展がみこめそうだ。
Segwitによって解決する問題
Segwitであるが、改めて解説しておくと、次のようなものである。
・ビットコインのブロックより、電子署名部分(Script Sig)を分離して別のデータベースで管理することにより、ブロックサイズを圧縮する
というものだ。これにより、最大で4MBのデータが、現在の1MBのブロックに収まる可能性がある。
また、Segwitは、ブロックサイズ圧縮もさることながら、ビットコインが抱えていた設計上の最大級の欠陥を解決する。
・トランザクションマリアビリティの原因となっていたScript Sigのデータをトランザクションに含めないことにより、マリアビリティの問題を、最終的に完全に解決した。
これは、技術的には大きい。これにより、マイクロペイメントチャネルや、ライトニングネットワークの実装が簡単かつ、確実に成る。
ペイメントチャネルの実現にむけた最後のピースが揃ったということが、スケーラビリティの観点からみても大きい。
コンパクトブロック
また、Segwitの2日前には、Conpact Blockの機能がマージされている。こちらは、ブロックの伝播のスピードを上げるもので、Segwitによりデータが最大4倍になったトランザクションを効率よくリレーするものである。これもSegwitが稼働するには欠かせない機能だ。
今後の予定
およそ、完璧といってもいい準備とテストの結果、無事マージされたSegwitであるが、今後、実際に機能が有効になるまでの過程を簡単に触れておく。
まず、Segwitは、v.0.12.2としてバックポートされる。すでにv.0.13の開発が進んでおり、8月の初旬頃のリリース予定だが、それとは別に、v.0.12.2としてSegwitがリリースされる予定だ。
今回のマージは、アクティベーションの機能を有効にしていない状態でソースコードにマージされた。実際にこれでさらなるテストをして、ソフトウェア全体の動きに問題がなければ、v.0.12.2として、正式リリースとなる。その際に、アクティベートのためのVersionビットが設定され、採掘者の95%が採用することで、アクティベートされる。
リリースの予定はまだ正確にはわからないが、v.0.13の8月以前にリリースされるようだ。
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