レポート「アルトコイン図鑑」では30種類以上のコインを解説
レポート「ビットコインの情報源決定版(26ページ)」を配信しました。レポート内容へ
暗号通貨の普及で大事なことはなにか?という質問をよく受ける。
私は、次の2つが大事と答えている。
・暗号通貨の値上がりによる長者の出現
・暗号通貨自体を稼ぐ経済の出現
である。2013年のビットコインの場合、この年で100倍以上に成り、ビットコイン長者が出現した。この人達が、各種の投資や、ベンチャー創造などを経て、ビットコインのエコサイクルが一巡してきているように思える。
日本のユーザーの場合、ビットコインを知った人が2014年のマウントゴックスの破綻以降だったひとが大半だろう。となると、その時点のビットコイン価格より、価格があがったことはここ2年で一度もなく、マウントゴックス以降のユーザーは、ビットコインで利益を得ていない。
もちろん、トレードがあるので、利益を得ている人がいると思うが、コイン保有者全員が、多くの冨を得るようなことにはなっていない。
これが日本のビットコインが立ち上がらない理由の大きなものであっと思う。
(米国、ヨーロッパ、中国では、初期に採掘したり購入したひとの多くが長者になっている)
<ETHの高騰で、日本でも長者が出現>
さて、これに相当することが、イーサリアムで起きた。初期に投資していたひとは、ビットコイン換算で、資金が最大で80倍程度になった。現在でも50-60倍程度で推移している。
他にも幾つかのICO案件が高騰し、Factomや、Augur(本上場はこれから)、NEMなどの高騰で、資産を増やしたひとも、多いと思う。
つまり、日本ではビットコインで長者はまだ生まれなかったが、アルトコインにおいて、長者が生まれた可能性が高い。
いくつかネットを見ていると、ETHを数万単位で購入していたひともいるようだ。
これらの人が、高騰した暗号通貨を使ったり、再投資に回すなどすることによって、エコシステムが巡回し始める。
イーサリアムコミュニティにおいては、高騰したETHが、DAOという投資ファンドに巡回し、独自のエコシステムが構築されつつある。
つまり、日本では、アルトコイン界隈を中心に、エコシステムの巡回が半周以上進んできているということだ。
こうなると、それらのユーザーは強いユーザーになる。もう離れないし、強力なサポーターや投資家になって、コミュニティを支えるだろう。
<ビットコインを稼ぐ>
これらはリスクテイカーであるが、そうではない一般のひとにとって普及の足がかりは、ビットコインで小銭が稼げるようになるということだろう。
アフィリエイトほか、記事を書いたり、良いねをしたり、ネット上の活動において、少額のビットコインを稼げるようになってくるだろう。
まだマイクロペイメントが実現していないので、このエコシステムはまだ世界のどこでも立ち上がっていないが、ビットコインがキャズムを超えるとしたら此処からである可能性が強い。
マイクロペイメントチャネルを通じた、ビットコインによる支払いが一般的になれば、ネット上で可視化されなかった無形の価値が、すべてビットコインで表面化し、報酬が支払われ、支払うようになるだおう。
Youtuberや、ストリートアーティストの中には、世界中からのビットコインによる収入で暮らすというひともでてくるだろう。ブロガーも、ブログを書くことで直接ビットコインを得られるだろう。
ビットコイン建てでネットから収入をえることが一般化すれば、誰もがビットコインを利用することになるだろう。
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