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アート台北という国際アートフェアに行ってきた。アートフェアというのは、世界中から画廊があつまって作品を展示し、その場で販売するという、即売会だ。
美術品業界は、ビットコインの導入によってもっとも恩恵をうけられる業界だとおもう。非常に親和性が高い。
美術品は高額で、国際的な取引が多く、決済に問題をかかえていることが多い。
普通は国際送金(銀行)で支払っているようだが、数千万といった額を国際送金すると、トラブルになるようなことが多い。大きな金額を送れなかったり、時間がかかったり、政府の調査がはいったり、非常にややこしい。
それに時間がかかるため、画廊は入金までのサイクルが長く、キャッシュフローは悪化し、作品を倉庫においたままにしなくてはいけない。
ビットコインであれば、このような問題は全部クリアできる。
また、アートフェアのような即売会では、ビットコインの利便性が更にます。
画廊は、海外から持ち込んだ作品をその場で売って引き渡して帰りたい。しかしながら、決済が終わらないので、多くの場合作品の引き渡しができない。しぶしぶ、現地の倉庫を借りておいておくか、下手をすると一旦持ち買ってあとで郵送する場合もある。そうすると、持ちかる費用と、そこから発送する費用で、ダブルで国際貨物運賃がかかってしまう。
かといって、美術品を信用でうることはご法度だ。美術品は一点ものなので、代金を回収できないとき、替えが聞かないからだ。なので、かならず決済が終了してから作品を引き渡す慣習になっている。
カードで決済することも可能だが、限度額が低いのと、カードも60日以内だととりけされる可能性がある。数百万、数千万円の作品には利用できない。
ビットコインであれば、どのような国の顧客であっても、画廊はその場で数千万の決済を終了することができ、その場で作品をひきわたすことができる。
美術オークションなどでもビットコインは非常に有効だろう。オークションが終わったあとすぐに決済をし、その場で作品を持って行ってもらっても構わないのだ。
香港のオフショアで行われるサザビーズやクリスティーズなどの競りでは、世界中から顧客があつまり、数千万、数億円の作品が落札される。
ビットコインを受け付ければ、顧客は匿名で落札し、匿名でビットコインで支払い、その場で作品を持ち帰ることも可能になる。
かつてないほど取引が活発になるのではないかと思う。
#画廊やオークションハウスで、ビットコイン決済を導入したいというかたはご連絡ください。導入までガイド&レクチャーします。
追記)以上のようなことを考えると、むしろ美術品市場市場では、ビットコインを受け付けるというのではなく、ビットコインでないと支払いをうけつかないといったことになるんじゃないかとおもいます。
ドバイや、NYなどの不動産では、ビットコインでないと支払いを受け付けない物件もでてきているようで、リスク回避のために、顧客がビットコインを持ってないくても、ビットコインでの支払いのみを要求するというのは、業者としては十分ありな態度ではないかと思います。
(写真)アート台北にあったビットコインをモチーフにした作品。ビットコインもアートのモチーフになる時代になった。
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