「暗号通貨なんて不安定なものが日常の決済手段として使われるわけがない、通貨として致命的な欠陥がある」
暗号通貨否定派の典型的な主張です。
これに対して、私は、「いや、決済手段としても使われるし、お金として機能しますよ」
という反論をしてきました。
しかし、これがどうにも噛み合わないのですが、これには大きく前提として見えているものが違うとおもいました。
通貨として欠陥派は、基本的に法定通貨と同じ使われ方をするだろうという前提にたっています。
「暗号通貨なんて不安定なものが日常の決済手段として使われるわけがない、通貨として致命的な欠陥がある」
暗号通貨否定派の典型的な主張です。
これに対して、私は、「いや、決済手段としても使われるし、お金として機能しますよ」
という反論をしてきました。
しかし、これがどうにも噛み合わないのですが、これには大きく前提として見えているものが違うとおもいました。
通貨として欠陥派は、基本的に法定通貨と同じ使われ方をするだろうという前提にたっています。
メモ的なエントリです。(思考途中のアイデアメモなので、これが正しいと言い切るつもりはありません)
コンセンサスアルゴリズムを、PoW系、PoS系でわけて、マネーなのか、それともユーティリティなのかで分けたものがこれです。
マネーとかユーティリティとかの話は、過去の記事にいろいろ定義を書いてあるのでそちらを参照ください。
この4つのマトリクスを考察すると、結局成り立ちそうなのは2つかなあという話です。
PoWxマネーのところはいわゆるビットコイン系。
PoS x マネーのところは、価値の創造の仕組みがないからやっぱり成り立たないんじゃないかなぁとおもってます。(過去記事に理論は書いてます)。今の所値段がついてますが、何れみんなが賢くなっていくと、このタイプはゼロに収束していきそうです。
もし成り立つのがあるとすると、コミュニティトークンみたいなやつです。Valuとかのタイプのやつで、そのコミュニティの構成員が価値付しているので、その範囲では価値の合意が図りやすい。
PoS x ユーティリティは、イーサリアムです。ユーティリティ系(要するにスマコン)はプラットフォームなのでやっぱり高速かつ、基本的に安く使えたほうがいいとおもいます。PoWだとそういうわけにも行かないので、PoSでサクサクというのがいいと思いますね。イーサリアムがPoSに移行するのは納得です
PoW x ユーティリティは、どうでしょうかね。これだとトークンの価格がどんどん上がってしまいプラットフォームとしては使いづらくなるし、スピードや性能面というところでやはり限界があるとおもうので、成り立たないとはいいませんが、PoS系のほうが有利になるんじゃないでしょうか。そんなに厳密なセキュリティとかいらないでしょうし、オーバースペックになってしまうとおもいます。
じゃあ、PoWのマネーと、PoSのユーティリティプラットフォームのどっちが残るかというと、これは共存しますよね。
というような感じです。
ご意見はツイッターなどで。
モナコインにおいて大規模なブロックチェーンの再編成(巻き戻し)と、取引所が金銭的な被害にあったことが明らかになりました。また、モナコインに続いて、ビットコインゴールドが同様の攻撃にあい、また他のコインに飛び火する危険性があります。
この事件をきっかけに、PoWのファイナリティや確認数に関する議論や、ハッシュパワーの少ないコインの安全性などについての議論が始まっています。 続きを読む 106 モナコイン攻撃事件総論(攻撃手法、攻撃コストと採算性の試算、今後の攻撃対象、ASICの是非)
【レポート】好きな仮想通貨のオシャレなアドレスを取得する方法!Vanitygen PLUSの256倍使いこなし術
今週は、しゅうまいさんに寄稿いただき、ちょっとおしゃれなアドレスを取得する方法をご紹介いただきます。
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みたいな、任意の文字列が入ったアドレス。これどうやって作るのか疑問に思っていたひとも多いはず。 続きを読む 【レポート】好きな仮想通貨のオシャレなアドレスを取得する方法!Vanitygen PLUSの256倍使いこなし術
0確認の取引は安全かどうか?
ビットコインキャッシュの0確認は安全であり、ビットコインはRBFがあるので安全でない、という話を良くきくことがあります。この話を整理し論点を追ってみます。長文ですがおつきあいください。
モナコインが攻撃にあい、大規模なブロックチェーンの再編成(巻き戻し)と、取引所が金銭的な被害にあったことが明らかになりました。
攻撃の手口と、この攻撃から考えられる示唆についてまとめます。
この攻撃は、Block Withholdig Attackといわれます。日本語訳がないのですが、「ブロック隠し持ち攻撃」とでもいいましょう。
攻撃の手口についてまずは解説します。
マイナーはブロックが見つかると、通常すぐにネットワークにブロードキャストします。しかしながら、ハッシュパワーが勝っているなどの有利な条件があれば、見つけたブロックを敢えてブロードキャストせずに、裏で次のブロックを掘り続けるということもできます。
それが下の図です。
ライトニングネットワークについては、内容が技術的に難解だとおもうので、多くの人が理解に苦しんでいると思います。
誤解が多いのは仕方ないとして、そのまま欠陥商品だと思いこんでしまうとちょっとさみしいです。
そこで、わかりやすくライトニングの誤解されやすいポイントをFAQ方式でまとめました。