レポート「アルトコイン図鑑」では30種類以上のコインの概要と見通しを解説(詳しく)
3月末日にOP_CSVが正式にコアクライアントにマージされた。待望であり、ビットコインに非常に重要な機能が加わったことになる。
OP_CSVというのは、Check Sequence Verify の略で、時限トランザクションを作るためのコードだ。
例えば、「このトランザクションがマイニングされてから100ブロック後に、このコインはAさんの署名のみで動かせるが、それまではAとBのマルチシグが必要」
といったトランザクションが作れる。何をいっているのかさっぱりわからないと思うのだが、これがあると、
期限を定めないペイメントチャネル
というのが作れるようになる。
それでも何をいっているのかわからないとおもうのだが、要するに、けっこうビットコインは進んでいるということで捉えていただくと嬉しい。
ビットコインがよくやり玉にあげられることに、小額支払い(マイクロペイメント)に向いてないというのがある。
ビットコインをすこし齧ったことあるひとであればあるほど、次のような欠点を指摘するとおもう。
・ビットコインは手数料が高く(最低5円)、少額支払い向きとはいえない
・承認に10分かかるので、支払いには向いてない
・小額支払いをみんながし始めたらネットワークがパンクする
ということで、マイクロペイメントは不可能と結論づけている論が多い。それは単なる知識不足の論に過ぎない。
ビットコインでマイクロペイメントは可能である。OPCSVとSegwitが稼働すれば、マイクロペイメントを実現する技術はすべて実装されることになる。
21 inc.という会社は小型マイニングマシンの会社だとおもわれているが、本質はペイメントと、マーケットプレイスの会社だ。彼らはしきりにマイクロペイメントを話題を発信している。IoTのマシンtoマシンのマイクロペイメントによるマーケットプレイスが彼らの狙う本当の市場だからだ。
今週のビットコイン&ブロックチェーン研究所では、マイクロペイメントの実現方法の詳細、OP_CSVの機能、それから、ライトニングネットワークといった新しい技術について、詳細をまとめている。
気になる方はレポートをチェックして欲しい。
<参考>
マイクロペイメントの実例については、過去記事参照
ビットコインによるマイクロペイメント事例考察ー1秒単位の動画課金STREAMIUM
https://doublehash.me/streamium/
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