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イーサリアムの待望の新バージョンであるホームステッドがリリースされた。プロトコルの変更と、ハードフォークを伴い、1,150,000ブロック移行に有効になる。予想では3/14日の予定だ。
ホームステッドは、ベータリリースであるフロンティアバージョンに次ぐ2つめのメジャーバージョンで、安定版である。
イーサリアムは昨年の7月末のリリース以降、いくつかのバグがありながらも、稼働し続け、昨年の末以降は、コンセンサスに失敗するような大きなバグなく安定稼働し続けてきた。
十分に安定したことをもって、今回のバージョンアップがなされたということになる。
<主な変更点>
ホームステッドの大きな変更点は以下のとおり。プロトコルの変更が含まれる。
- 新しいOPコード
DELEGATECALLの追加
- GAS
コントラクト作成のGASコストを21000から53000にアップ
- 署名検証の厳格化
- Out of Gas call
コントラクト作成時にGasが足りない場合、従来空のコントラクトを作っていたが、作成自体に失敗するように
- 難易度の調整アルゴリズムを変更
以上となる。
<クライアント>
すでにコードはマージされ、最新のリリースバージョンに含まれている。
Geth 1.3.4
eth 1.2.0
クライアントはすぐに、上記のバージョンにアップデートしよう。
<ハードフォーク>
ホームステッドへの移行はプロトコル変更と伴いハードフォークとなる。コードには、
1.150.000 ブロック
移行で、上記のプロトコル変更のスイッチが入るようになっており、それをもってハードフォークとなる。
このため、全クライアントのアップデートが必要だ。クライアントのバージョンが低い場合は、互換性がなくなる。そのため、すぐに最新バージョンにアップデートしよう。
1.150.000は、現在の予測では、3/14日になる。これはπ-dayとのことである。
<今後の開発計画>
ホームステッドをもって、安定版リリースというおおきなハードルを超えた。
安定版をもって参入を考えていた多くのデベロッパーや企業が、イーサリアムをつかったアプリケーションの開発に入ってくることが予測される。
次のバージョンだが、Metropolis になる。web3.0環境など、幾つかの大きなアプリケーションの追加が予定されている。
最終的なバージョンは、Serenity で、これは、Powから、Posへの以降を伴う最終的な移行だ。
イーサリアムファウンデーションは、Serenityのリリースまでを担う予定であったが、一時の資金難でそれが危ぶまれた。
しかし、ETHの高騰により資金繰りが改善され、むこう4-5年分の開発資金の目処がたったようだ。この期間のあいだに、Serenityのリリースまでこぎつけられるだろう。
<参考>
Homestead Release – Ethereum blog
https://blog.ethereum.org/2016/02/29/homestead-release/
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