仮想通貨投資で億万長者が続出、360人以上が億超え、5億円超えが102人も

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仮想通貨投資の億万長者が続出している。※

先日行ったツイッターの調査によれば、366名が億超えをしていると回答した。さらに、そのうちの28%=102人は、5億円以上であると回答している。

投入した元本は200万程度と少額であり、典型的な投資家は短期間に資産を何十倍にもしたことがわかった。

また、これらの投資家の80%は引き続き仮想通貨での保持を望んでおり、円に戻して利確したいと考える層は20%にとどまることが分かった。

※5月19日、ツイッターでのオンライン調査。任意回答。

<以下詳細>

時価評価額について

仮想通貨投資家に対して行ったアンケートである。私のフォローワー限定ではあるが、実に366名の人が回答をし、評価額が億を超えたと回答している。特に嘘を答えるインセンティブがないので、おそらく実数に近いだろう。

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総回答数 366

  • 1億円以上 216(59%)
  • 2億円以上 33(9%)
  • 3億円以上 15(4%)
  • 5億円以上 102(28%)

分布は1億円前後が最も多い。注目すべきことに5億円以上が102名(28%)も居ることだ。多数の億超えがあったとは予想していたが、5億を超えるレベルがこれほど居るとは想定外であった。

なお、これらはあくまで調査時点での時価評価額での回答である。仮想通貨は、ものによっては数日で半分になることもあるため、状況は変動が大きいものととらえたし。

投資元本について

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同時に投資元本について聞いた。いわゆる種銭である。これもほぼ同数の341人から回答が得られた。

これによれば、200万前後という小資本で始めた人が多く60%を占める。金額の調査でも60%が1億円を保有とあるので、ぴったり一致する。

「典型的な仮想通貨の億万長者は200万円の元本を1億円にした」と読み取ることができる。約50倍のリターンである。

ここ短期で値上がりした通貨のなかには、XRP(0.7円→50円)、NEM(0.7円→25円)、ETH(2000円→25000円)と言ったものがある。この値上がりを考えると50倍リターンというのは不思議ではない数字である。

とりわけXRPや、NEMは、日本において根強いファンが形成されており、当時から数百万円分のXRPやNEMを保持していた層は多い。これらの層が今回の急激な値上がりにより、すべて億万長者になったと考えられる。

 

アンケートでは、元本が2000万円を超えるという大型投資家も58人(17%)みられた。一方で、5億円超えと回答したひとが102人であり、差異は大きい。つまり、5億円超えのひとのなかには大型元本ではなく、200万、500万から5億に増やしたという層が含まれるということである。元本を100倍、200倍といったことになり、驚異的なリターンを達成したと言える。

まとめると、日本の仮想通貨の投資家の典型的な姿は、

  • 200万円程度の少額資本を元に
  • アルトコインへの投資を行い
  • 短期間に元本を50−100倍に増やした
  • なかでも特定のコイン(NEM、XRP、ETH)の寄与が大きいものと推測される。

今後の意向について

Screenshot from 2017-05-24 15-28-10

今後の投資意向についても聞いた。309名から回答を得た。

最も多い47%は、現在保有の仮想通貨のまま保持すると回答。特に売買は考えていないようだ。32%は、別の仮想通貨へ変えると回答。合わせると、79%の人が、日本円には変えず仮想通貨のまま保持することを選んだ。

大多数が仮想通貨の世界で保持を選んだということは、法定通貨から流入したお金が、今後もそのまま仮想通貨の世界に留めおかれるということになる。

仮想通貨以外の資産に投資する(日本円に換金)とした層は少数派のようである(21%)

<注>調査結果については「ビットコイン研究所調べ」と出典つきで当ページにリンクいただければ、自由に引用いただいて構いません

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