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「暗号通貨は日常の支払いには使われない」という発言が波紋を読んでいます。

レポート「アルトコイン図鑑」では30種類以上のコインの概要と見通しを解説(詳しく)

「暗号通貨は日常の支払いには使われない」と私が発言したことで波紋を読んでいます。

「BTCは少額決済をあきらめた」とか「コンビニでものが買えないのか?」とか「支払いに使えないコインは無価値」とか、「コア派はついに通貨であることあきらめたw」とにかく酷い反応が多いです。

これに関しては言葉が一人歩きしているようです。
もう一度、誤解なきようにかいておきますね。

まず、BTCに関していうと、少額決済はライトニングネットワークを中心に開発がすすんでいます。ですから、少額決済というカテゴリ自体を諦めてしまっているわけでもなく、むしろ最も積極的に取り組んでいるコインの一つとしか言いようがありません。

では、その少額決済は何のために開発されているのか?

それは、たぶんまた見ぬ暗号通貨が基軸になるための新しい市場のためです。それを作り出すことが、少額決済の使命というか、そういうのだとおもいます。

例えば、マシンtoマシンの支払いであったり、ビッグデータへの課金であったり、少額のペイメントウォールであったり、ブログやツイッターなど課金が難しかったものへの課金の実現であったり。

具体的な内容を現時点で示すのは難しいです。1994年のみなさんが、いまの東証に上場しているネット企業の売上の内容を予想できないのと一緒の話です。

「20年後の新しい市場を作る」「暗号通貨によるあたらしい経済圏をつくって経済成長する」というのが僕が考えていることで、またワクワクすることです。

たしかに、コンビニでパンをかったり、コーヒーショップで暗号通貨が使えることは便利ですし、ぼくもそれは使えたほうがいいと思ってますし、それ自体は否定もしません。

クレジットカードや電子マネーなどと並行して、数ある支払い手段の一つとして、暗号通貨が使えるようになることは利便性の点からも歓迎です。

けれど、コンビニやコーヒーショップの基軸通貨が暗号通貨になるというのは私には想定できません。商品の仕入れは、あくまで円建てで仕入れを行うでしょうし、暗号通貨以外の手段で支払うひともいるでしょう。

ですので、いまある「円やドルの市場」を置き換えるというのは、ちょっと夢想的だなとおもうとともに、すでにそれらの市場は法定通貨で回っているので、それを暗号通貨に置き換えても、なにかあたらしいことができるワクワク感はあんまりありません。

ですから、僕は、暗号通貨でしかできない新しい市場を作っていくというほうが僕には興味が有ります。

それは間違いなくインターネット上での事になるでしょうし、20年前に「ネットに文字が画像を載せられるだけで何がすごいの?」と言われていたもの同じく、まだいまの皆さんには見えにくいかもしれませんが20年ごには巨大な市場になっているはずです。

(逆の言い方をするとこの新市場が作り出せないと、暗号通貨は何にも使われず終わってしまうだろうということ)

以上の話をかいつまんで、

「暗号通貨は(日常の)支払いにはつかわれない。新しい市場を作る」

と言ったところ、多数の批判を呼んだ次第です。言葉尻でやっかむのではなく、私の真意を汲みとっていただきますと幸いです。

少額課金と、その市場については、株)ユナイテッドビットコイナーズの創業時のブログに詳細の思いをかいてありますので、ぜひそちらもお読みいただけると幸いです。

「すべてのものが課金される未来」
株式会社ユナイテッド・ビットコイナーズを設立しました

P.S さて、今後は、一緒に新しい市場を作っていこうという方とコミュニケーションしていきたいので、同様の批判を繰りかえされる方は今後はパブロンさせていただきます。

 

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