レポート「アルトコイン図鑑」では30種類以上のコインの概要と見通しを解説(詳しく)
ビットコインは、徐々に採掘の報酬が減っていくのはご存知の通りだとおもう。
2009年にスタートした時は1ブロックあたり50BTC、そして、2013年に最初の半減があり、現在は25BTCである。
そして、次は、12.5BTCだ。
その半減期だが、すでに迫っている。
2016年の7月25日ごろと予想されているので、10ヶ月後である。
半減期に関しては4年に一度と解説されているサイトもあり、それでいうと、次は2017年のはずだが、実際は前倒しになる。
というのも、時計を使って計測しているわけではないからだ。
ご存知の通り、ビットコインはおよそ10分毎にブロックが生成される。
このブロック番号において、21,000ブロックごとに半減するというのが正確な仕様である。次は42,000番目のブロックがその境目だ。
平均して、1ブロック10分なので、
21,000 x 10分 = 約4年
ということなのであるが、実際のブロック生成の平均時間は、採掘のパワーが上がる状況では、10分より若干少なくなってしまっている。
そのため、4年かからず21,000ブロックが掘られてしまい、前倒しになるというロジックだ。
半減期になると何が起こるのだろうか?
ちょうど今年の8月にライトコインが半減期を迎えた。
その時の価格グラフを引用する。
半減期の2ヶ月ほどにボトムをつけた値段は、1ドルから、8.65ドルまで、実に8倍以上に高騰した。
実際に半減期をむかえた8月の時点では、3ドル程度に落ち着き、現在もその水準で前後している。
ライトコインの場合は、半減期を口実にしたポンジ・スキームでの買いが入ったということもあって、そのまま鵜呑みにはできないが、ひとつの参考にはなるだろう。
ビットコインの場合も、年末にかけて半減期を徐々に折り込みはじめ、来年の6月くらいまで、価格に大きな影響を与えていくとおもう。
今後のトレードなどにあたって、考慮にいれるべき要因だろう。
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