2月にライトニングネットワークの開発者メーリングリストに投稿された、アトミック・マルチパス・ペイメントが、異様なレベルの発明だと話題になっている。
アトミック・マルチパス・ペイメント=AMP
は、ライトニングネットワークの支払いを改善し、いくつかの批判への回答となるかもしれない発明だ。 続きを読む 異様な発明、アトミック・マルチパス・ペイメントについて
2月にライトニングネットワークの開発者メーリングリストに投稿された、アトミック・マルチパス・ペイメントが、異様なレベルの発明だと話題になっている。
アトミック・マルチパス・ペイメント=AMP
は、ライトニングネットワークの支払いを改善し、いくつかの批判への回答となるかもしれない発明だ。 続きを読む 異様な発明、アトミック・マルチパス・ペイメントについて
(最近お会いしたひとから、Connect Jobの件について口頭で聞かれる事が多いので、ブログでも書いておきます)
Connect Jobeのアドバイザーに私の名前が入っているが、本当か?
はい。しています。今年に正式にアドバイザーに就任しております。
Connect Jobはイスラエルを中心とする多国籍チームのプロジェクトで、ちょうどイスラエルに滞在してたKen Shishidoさんの紹介でした。プロジェクトをヘルプしてくれるひとを探しているというこで、お話を聞きました。 続きを読む Connect Jobと、アドバイザーに名前が入っている件について
復元フレーズ、HDウォレットの仕組み
今週のレポートでは、復元フレーズとウォレットの仕組みや関係について解説します。
復元フレーズがいったいどういう仕組みになっているのかについては、過去にも質問を多く頂いていたのですが、回答が複雑になるため後日レポートでということにしておりました。
今回は、そのあたりの復元フレーズにまつわる仕組みや謎について解説、お答えします。
会員のみなさんから寄せられた質問を抜粋します 続きを読む レポート098 復元フレーズ、HDウォレットの仕組み
【使って勉強ビットコイン028】復元フレーズってなに?復元フレーズにまつわる落とし穴5つ
初心者向けの有料サロン「使って勉強ビットコイン」では、復元フレーズ(リカバリーフレーズ、リカバリーシード、ニューモニック)について、もういちど勉強しましょうという趣旨で書いています。
昨日ツイッターで簡単なアンケートを取りました。すると、復元フレーズという言葉を知らない人が約28%、復元フレーズのバックアップを取ってないひとが13%合計して40%の人が、復元フレーズとはなんのことやら状態か、放置状態ということがわかりました。
これは正直びっくりした数字です。
もしかしたら、復元フレーズとはなにか?というレベルから解説したほうがいいのではないかと思い、今回の徹底解説のレポートを配信する運びとなりました。
復元フレーズとは何か?
復元フレーズのバックアップはなぜ大事か?
復元フレーズにまつわるトラブルや気をつけるべき点とは?
といった観点からレポートします。復元フレーズは知っているよというかたも、トラブルや気をつけるべき点については、ぜひ復習してみてください。
使って勉強ビットコインへの入会は下記よりおねがいします。
<レポート概要>
使って勉強ビットコインへの入会は下記よりおねがいします。
ビットコイン研究所(有料版)のほうでは、今月も、ヨーロピアンさんのアルトコインマーケットビューを配信します。
今回は、GOX事件があったときのトレード戦略ということで、このような大きく投資家心理が動くときのイベント・ドリブンのトレード手法について振り返りとアドバイスがされています。
「市場参加者が多く出来高も高い、そしてボラティリティがあり、相場が一方的に動くことが多く、おまけにミスプライスまで多発するという垂涎の状況」
で、うまくリスクをヘッジして、利益まで得られるかどうか。
実際に今回のGOX事件の発生前後のイベントを丁寧にひろって、どのような判断ポイントから、どのようにトレードすべきか、ヨーロピアンさんの実際のトレード事例と合わせて非常に参考になります。
NEMの入出金が停止した時点で、経験者ならGOXの予兆を読み取れたと思うのですが、市場参加者は読み違えて短期買いに走ってしまったんですね。面白いですね。
また、今月の草コインのコーナーは、タグづけのコインですか。興味深い。
有料版へのご入会はこちらから
コンセンサスアルゴリズムについては、POW、POS、POW+POS、POI、など、それぞれの陣営ですさまじいポジショントークンでお互いの優位性を争っています。
血肉の争いになっているとおもいます。
Tendermint、PBFTなどプライベート用のものを入れたらそれこそいろいろありまして、で、どれが優れているのかという優劣をきめようじゃないかという話でバトルが繰り広げられています。
私は、優劣じゃないとおもっています。
おい、何言ってんだいままでPowのポジトークしかしなかった奴がなにいってんだよと言われそうですが、ちょっとまってください。 続きを読む コンセンサスアルゴリズムは、優劣じゃなくて、仕様です。
ライトニングノードを簡単な立て方を書きます。
有料版のほうでは使い方ふくめ詳しいレポートを書いたのですが、ここでは簡単な立て方を紹介します。
基本的に、このブログの翻訳です。レポジトリなどこちらのブログの作者のものをそのまま紹介します。
ライトニングはいろんな実装がありますが、bitcoindと親和性の高い、c-lightningを使うことにします。
まず、bitcoindをインストールしてない人は前段階として、bitcoindを入れて、ブロックをすべて同期するひつようがあります。(およそ容量180GBで、12時間ほど要します)
blog作者のDockerをつかった簡単な方法を転載します
blog作者レポジトリに接続
root@docker-s-6vcpu-16gb-nyc3-01:~# git clone https://github.com/dougvk/lightning-node.git
bitcoindのDockerイメージをbuild
root@docker-s-6vcpu-16gb-nyc3-01:~# cd lightning-node root@docker-s-6vcpu-16gb-nyc3-01:~/lightning-node# docker build . -t dougvk/bitcoind
bitcoindイメージを走らせる
root@docker-s-6vcpu-16gb-nyc3-01:~# mkdir -p /scratch/bitcoin/mainnet/bitcoind root@docker-s-6vcpu-16gb-nyc3-01:~# docker run --name bitcoind_mainnet -d -v /scratch/bitcoin/mainnet/bitcoind:/data -p 8333:8333 -p 9735:9735 dougvk/bitcoind:latest
こちらのコマンドで同期の状況を確認
root@docker-s-6vcpu-16gb-nyc3-01:~# docker logs bitcoind_mainnet --tail "10"
ネットワークの設定として、ポートは、8333(bitcoin)と9735(lihgtningd)を開けておいてください
bitcoin-cliのショートカットを作ります。
getinfoとやって、うまく情報がでればうごいてます。
root@docker-s-6vcpu-16gb-nyc3-01:~# cat /usr/local/bin/bitcoin-cli #!/usr/bin/env bash docker run --rm --network container:bitcoind_mainnet -v /scratch/bitcoin/mainnet/bitcoind:/data dougvk/bitcoind:latest bitcoin-cli "$@" root@docker-s-6vcpu-16gb-nyc3-01:~# chmod +x /usr/local/bin/bitcoin-cli root@docker-s-6vcpu-16gb-nyc3-01:~# bitcoin-cli getinfo { "deprecation-warning": "WARNING: getinfo is deprecated and will be fully removed in 0.16. Projects should transition to using getblockchaininfo, getnetworkinfo, and getwalletinfo before upgrading to 0.16", "version": 150100, "protocolversion": 70015, "walletversion": 139900, "balance": 0.00038800, "blocks": 505216, "timeoffset": -1, "connections": 15, "proxy": "", "difficulty": 2227847638503.628, "testnet": false, "keypoololdest": 1516416352, "keypoolsize": 1999, "paytxfee": 0.00050000, "relayfee": 0.00500000, "errors": "" }
さてブロックの同期には12時間はかかるので、寝ましょう。
以上は、Bitcoindのセットアップです。もしすでにBitcoindを走らせているノードをお持ちでしたら、下記のLigtnigdのセットアップからやってください。
ブロックが同期し終わったら、Lightnindをセットアップします。
root@docker-s-6vcpu-16gb-nyc3-01:~# mkdir -p /scratch/bitcoin/mainnet/clightning root@docker-s-6vcpu-16gb-nyc3-01:~# docker run --rm --name lightning --network container:bitcoind_mainnet -v /scratch/bitcoin/mainnet/bitcoind:/root/.bitcoin -v /scratch/bitcoin/mainnet/clightning:/root/.lightning --entrypoint /usr/bin/lightningd cdecker/lightningd:master --network=bitcoin --log-level=debug
ログがでるかどうか確認
... lightningd(1): Hello world from 03e71ed1bbedcf41d97e06ef3dfe4cdf79e871e9a3c809ab32b78e71dea45bf78c aka SLICKERGOPHER #03e71e (version v0.5.2-2016-11-21-1414-g5eceaa7)! ... lightningd(1): Adding block 00000000000000000055234efac33e0ea30cc8e84ded7997f9e434534fd6f1bb lightningd(1): Adding block 0000000000000000006fcfbab65ccb4634a800c5b12913b8379e6704b42db663 lightningd(1): Adding block 0000000000000000003f350dcff4fa5b1df61355cd80e9b06be55654d6384518
Lightning-cliのショートカットを作成します
#!/usr/bin/env bash docker run --rm -v /scratch/bitcoin/mainnet/clightning:/root/.lightning --entrypoint /usr/bin/lightning-cli cdecker/lightningd:master "$@" root@docker-s-6vcpu-16gb-nyc3-01:~# chmod +x /usr/local/bin/lightning-cli root@docker-s-6vcpu-16gb-nyc3-01:~# lightning-cli getinfo { "id" : "03e71ed1bbedcf41d97e06ef3dfe4cdf79e871e9a3c809ab32b78e71dea45bf78c", "port" : 9735, "address" : [ ], "version" : "v0.5.2-2016-11-21-1414-g5eceaa7", "blockheight" : 505236 }
これも、lightning-cli getinfoとやって、ノードの情報が表示されればOk
以下から、ライトニングの操作です。
ライトニングのウォレットのアドレスを作成。
root@docker-s-6vcpu-16gb-nyc3-01:~# lightning-cli newaddr { "address" : "3Dx1XCcBsTtUQmWW6KD8PfMx6fB9saejYM" }
上記にビットコインをいくらか入金してください。6 confirm 後に、ウォレットにあるかどうか確認できます
root@docker-s-6vcpu-16gb-nyc3-01:~# lightning-cli listfunds { "outputs" : [ { "txid" : "[HIDDEN]", "output" : 0, "value" : 300000 } ] }
他のノードに接続してみましょう。ノードは、https://lnmainnet.gaben.win/とかのライトニングのマップで調べるのがよいです。
よくわからければ、おすすめノードに接続してみてください。
blog作者のノードは、SLEEPYARKという名前で、
私のノードは、ln.inazuma.ccです。
以下、私のノードのpub idとIPを載せておきます。
ln.inazuma.cc: pub key : 03dcd840ff15d19792e8a8d704bbbbafc629c22324f0d002d8f4cc87c8798f03ef IP: 133.18.56.130
接続するには、connectとします。
%lightning-cli connect 03dcd840ff15d19792e8a8d704bbbbafc629c22324f0d002d8f4cc87c8798f03ef 133.18.56.130 { "id" : "03dcd840ff15d19792e8a8d704bbbbafc629c22324f0d002d8f4cc87c8798f03ef" }
で接続できます。ノードIDが帰ってきたらOK
(手数料は手動設定しなくても、問題ないですが)、デフォルト値があまりに低くすると、チャネルが閉じられないく成る可能性があるので、適時リーズナブルな値に設定すること。
root@docker-s-6vcpu-16gb-nyc3-01:~# bitcoin-cli settxfee 0.0005
次にチャネルにBTCをデポジットします。
%lightning-cli fundchannel 03dcd840ff15d19792e8a8d704bbbbafc629c22324f0d002d8f4cc87c8798f03ef 100000
指定する金額の単位は、Satoshiです。ここでは、10万サトシつまり、1000円くらいデポジットしてます。
手数料の状況ではコレだと足りないかもしれないので、適時増減してください。
ここで、チャネルが確立するまで、6 confirmまってください。
%lightning-cli listnodes
で、チャネルの状況がモニターできますので、CHANNEL_NORMAL、CONNECTEDとなっていれば、チャネル確立完了
支払いの方法ですが、BOLT11のペイメントコードを取得してください。
ためしにブロックストリームストアかなにかなで何か買うのがいいかもです。
https://store.blockstream.com/
こういう奴です。
で、
%lightning-cli pay lnbc1712393610p1pdx8n8mpp5c72tc40vzyf9deqm5lzn76404heejady02l494ykke3vm3x44y8qdy2gfkx7cmtwd68yetpd5azqv339cunvgz42dzzqen0wgsyymr0vd4hxarjv4sk6gznv96x2mrvd96x2grnw35kx6m9wgs8sgp5ypskuepqf35kw6r5de5kueeqwd6xjcmtv4ezq7pqxvcqpggq86huylgdcd4st0d8thgdlw67tefjkhrnssyf8zk2s9cu37hdanwm6q96llg5zgjckwe7jamsmxnp4vy4q7vyulv57d9yg0wm7df0cpgwgu2m
とかやれば、支払いできます。
以上です。
有料サロンの方では、ブログ翻訳ではなく、c-lightningをソースからビルドする方法で、詳しくコマンドの使い方など含め書き起こして解説していますので、ご興味があれば、こちらからよろしくねがいします。
【レポート096】ライトニングネットワークスタートマニュアル(ノードの立て方、チャネルの貼り方、支払いまで)