今週のレポートは、本物のBTC(メインネット)をつかって、ライトニングの財布をインストールして、1サトシといった超少額支払いを実際にやってみようというものです。
ライトニングについては実験的な段階の話をいくつかレポートしてきましたが、まだまだ一般の人にはハードルが高いという印象でした。
しかしながら、昨今は一般向けのモバイルウォレットなどいくつか登場し、それらをつかうことで、コンシューマでもライトニングを手軽に利用できる最初のステップが整ったと言えます。
また、ライトニングを利用して遊べるサービスもいくつか登場してきています。今回のレポートは、完全ステップバイステップマニュアルで、誰でもかならずライトニングでの支払いを試してみることができるように丁寧に解説します。 続きを読む 108 超初心者向けライトニングウォレットのステップバイステップ利用マニュアル →
「暗号通貨は日常の支払いには使われない」と私が発言したことで波紋を読んでいます。
「BTCは少額決済をあきらめた」とか「コンビニでものが買えないのか?」とか「支払いに使えないコインは無価値」とか、「コア派はついに通貨であることあきらめたw」とにかく酷い反応が多いです。
これに関しては言葉が一人歩きしているようです。
もう一度、誤解なきようにかいておきますね。 続きを読む 「暗号通貨は日常の支払いには使われない」という発言が波紋を読んでいます。 →
POSのコインはどうやっても証券になってしまうという話をします。批判クソリプがたくさん飛んできそうですが、以下に話すことは正論です。端折って批判されても困るので、丁寧にロジックが追えるように順番に説明します。
まず、PoSにおけるコインの新規発行の仕組みを理解することから始めます。
PoSでは、コインを持っている割合が大きいほど、新規のコインを手に入れやすいという特徴があります。
もっと単純な言い方をすると、ある時点でのコインの保有者に、その後発行されるコインがすべて割り当てられるということです。 続きを読む POSのコインはどうやっても証券になってしまうという話をします →
暗号通貨の普及には国家のお墨付きが大切だというツイートを見かけました。
これに限らず、暗号通貨が普及するためには、
- 国が発行した公式の暗号通貨のほうがよい
- 銀行などが発行した暗号通貨のほうがよい
- 大企業などがリードする暗号通貨のほうがよい
という意見が少なからずみうけられます。というより最近では優勢になってきているようにすら感じます。
おなじ暗号通貨というくくりで話をするのに、前提条件がこれほど違うことに愕然としています。同時に、これらの人との咬み合わない前提のなか、孤立無援で発信している状況に心から疲弊してしまっています。
どうしてこうした意見がでてくるのかの、背景を探ってみるというのがこのエントリの趣旨です。2つの背景があるとおもいます。 続きを読む 暗号通貨の普及には「国や銀行のお墨付き」は大切なのか →
ブロックチェーンはどのように進化していくのでしょうかか?その指針となるレイヤリングモデルについて、以前より先見の明のある投資家の間で議論されており、私も同様のモデルについて考えをまとめていたのですが、ようやくまとまったものが見えてきましたので、書いておきたいと思います。
インターネットは有名なOSIの7階層モデルがありますし、およそITのアーキテクチャというのは、なんらかの階層モデルで形成されているわけです。ブロックチェーンも同様に階層形式で技術が進展していくのではと考えています。 続きを読む ブロックチェーンのレイヤーモデルについて →
ビットコイン及びブロックチェーンの可能性について、専門的な事柄をわかりやすく解説します。