消費者庁が、仮想通貨にまつわるトラブル事例として資料をまとめています。これは金融庁の審議会に参考資料として提出されたものです。
このなかで、トラブルの具体例が乗っているのですが、規制で解決すべき問題以外に、ユーザーのリテラシー不足や、とばっちりじゃないかという問題もふくまれていますので検証してみます。 続きを読む 仮想通貨関連の消費者トラブル事例を検証してみた結果
消費者庁が、仮想通貨にまつわるトラブル事例として資料をまとめています。これは金融庁の審議会に参考資料として提出されたものです。
このなかで、トラブルの具体例が乗っているのですが、規制で解決すべき問題以外に、ユーザーのリテラシー不足や、とばっちりじゃないかという問題もふくまれていますので検証してみます。 続きを読む 仮想通貨関連の消費者トラブル事例を検証してみた結果
ビットコインやライトコイン、ビットコインキャッシュ、リップルのXRPなど、もっぱらお金としての機能のみを持つトークンをマネタリートークンという。
前回の、ユーティリティトークンの価値算定においては、ファイルストレージや計算といった実用機能を提供するトークンの価値を算定した。これらのトークンの価値はユーザーが実感する実用価値に等しいとした。
一方で、ビットコインに代表されるマネタリートークンには、そうした実用的な価値は全く存在しない。純粋にお金としての機能しか持たない。
このため、ユーティリティトークンや、配当型のトークンとへ別の価値算定の理論が必要となる。
理論については、主に2つの説があるが、議論が割れている。
交換価値説と採掘価値説である。
先日おこなったアンケート「暗号通貨に何を求めるか?4つのスタンスの違い」は興味深い結果がでた。
まず、前回のアンケートをまとめると、
これに対して、更に1段深堀する質問をなげてみたところ、ほぼ私の仮説を裏付ける結果がでたので、以下にまとめと考察を書いておこうと思う。 続きを読む 暗号通貨が提供したいサービスと、現ユーザーニーズの間には、深刻なギャプがある
ユーティリティトークンの価値算定につづき、配当型のトークンの価値算定の方法と実例を示します。
配当型のトークンとは、つまり証券そのものになります。証券の価値の算定方法については、ファイナンスの授業をとっていただければわかるように、スタンダードなものが存在します。
暗号通貨に何を求めるか?
個人的にツイッターでアンケートを取った結果だが、あらためて興味深い結果であった。
結果をみると、予想どおりであったが42%の人が儲けの機会だと答えた。
これらの人にとっては、暗号通貨自体には全く興味がなく、要するに暗号通貨が対象でなくても、博打だろうが、サイコロゲームだろうが、チケットの転売だろうが、とにかく儲かればなんでもよい。このような層が半数近くを占める。
そして、相場は荒れて乱高下するほうがよく、そちらのほうが儲けの機会が大きい。
また、これらの人が相場で増やしたいのは「法定通貨」である。つまり日本円を増やしたい。
次は、政府や何かの権力によらない価値の貯蔵手段と答えた人で、28%存在する。 続きを読む 暗号通貨に何を求めるか?4つのスタンスの違い
今週のレポートは、lndスタートマニュアルをお送りします。
メインネットで利用できる初めてのクライアントであるlnd0.4 betaがリリースされています。このリリース以降、ライトニングのネットワークは成長をつづけ、受け入れ店舗も徐々に増えていっているように思います。
私も、lndをインストールし、ここ1ヶ月ほどテストしていましたが、安定して稼働しているようですので、いちどマニュアルにまとめてみました。
インストールの方法、confファイルの設定、サーバー立ち上げ、入金、チャネル作成、支払い、クローズまで、一通りの手順を丁寧に追っています。これでライトニングノードの立ち上げはできるとおもいます。
是非トライください。 続きを読む レポート102 lndスタートマニュアル
ユーティリティトークンの価格が単純なマネーサプライの式[1]で推計できるという話であるが、理解できないという声が多いので簡単に解説しておく。(括弧内はコインに当てはめた場合)
M = (P×Q)/V
M=Money supplyマネーサプライ (コイン時価総額)
P=Price価格 (提供サービスの価格)
Q=Quantity数量 (サービスの消費量)
V=Velocity回転率 (コインの回転速度、支払いサイクル) 続きを読む ユーティリティトークンの価格算定の理論と実例