今後DAOの価格はどうなるのだろうか?想定される2つのシナリオ

mother

DAOについて、いくつか。

140億円相当のETHをあつめて始まったDAOだが、初日のトレードは期待はずれに終わった。

執筆時点(5/31 0:00時点)では、1 DAO= 0.1195 USD、1 Eth= 12.35 USDで取引されている。

募集価格は100DAO=1ETHであった。しかし現在のDAOの値段を100倍しても、11.95ドルにしかならず、ETHの価格を下回ってしまっている。

プレミアどころか、逆ざやである。失望感は大きい。 続きを読む 今後DAOの価格はどうなるのだろうか?想定される2つのシナリオ

theDAOを評価するための3つの視点ー事業視点、ドットコム株価、分散型革命の始まり

無題

3つの視点

the DAOの話題が沸騰している。セールを4日のこした現時点で、すでに155Mドル(169億円)もの資金をあつめた。

クラウドファンディング市場最大の資金調達であり、記録を塗り替えた。 続きを読む theDAOを評価するための3つの視点ー事業視点、ドットコム株価、分散型革命の始まり

Segwitで何が変わる?Segwitのユーザーにとっての変更点

Segwitの開発が最終段階に来ている。既にプルリクエストがされて、順調にいけば、今月の中頃にもsegwitがコアにマージされるだろう。

Segwitは、スケーラビリティに対する解で、利用するブロックサイズを最大75%程度まで小さくすることができる。

また、ビットコインの実装上の問題点であった、トランザクション・マリアビリティ(展性)を最終的かつ完全に解決する。これにより、マイクロペイメントプロトコル(ライトニングネットワーク)の開発が進むだろう。

いずれもネットワーク側の変更点なので、一般ユーザーにとっては何の意味があるのか?という疑問もでてくるだろう。そこで、一般ユーザーにとってのSegwitの利点、影響について、簡単にまとめておく。

(1)価格が多分騰がる

Segwitが稼働すれば、ブロックサイズの問題に一定の解決がみられたと市場が認識するはずだ。Segwitがスケーラビリティ問題への最終回答ではないが、大きな前進だ。これにより、価格上昇材料となる。

(2)手数料が安くなる

Segwitを利用すれば、従来の方法よりも、トランザクションのサイズを小さくすることができる(最大75%減)。サイズ=手数料だから、理論的には従来より安く送金出来るようになるはずだ。

(3)アドレスが変わる。

※この仕様は採用されなくなりました。アドレスは変更されません。

これは、あまり知られてないことかもしれない。Segwitを利用する場合、ビットコインアドレスが変わる。

いままでのアドレスは1で始まる通常のアドレスか、3で始まるマルチシグアドレスがおなじみだったと思う。

Segwitでは、p2で始まるものになる。また、segwitのマルチシグでは、7Xhで始まるものになる。

p2xtZoXeX5X8BP8JfFhQK2nD3emtjch7UeFm

こんな感じになる予定だ[1]。

なお、従来の1や3から始まるアドレスもそのまま使える(上位互換性がある)。まだ決定ではないので、アドレスのフォーマットは他の形式になる可能性もあるが、いずれにしても、従来のアドレスとは別のものになる。

(4)ウォレットが変わる

なお、Segwitを利用するためには、ウォレットの対応が必要だ。あなたが利用しているウォレットがSegwitに対応すれば、そのまま使えるようになる。

多くのウォレットがSegwit対応を表明しており、ウォレットへの実装も難しくないとのことで[2]、主要ウォレットでは、Segwit稼働時には機能が使えるようになっているだろう

[1]Segwitのアドレスフォーマット

[2]

ビットコイン考案者騒動ー暗号的証拠がないものは、たとえ何であれ、サトシではない

またお騒がせのクレイグ・ライト氏が、ビットコイン界を騒がせている。

自分がビットコインの考案者であるナカモト・サトシであるとの証拠である電子署名を示したという。

彼が今回提出した署名というのは、偽造というか、単に既に公開されて使われた署名をコピペしてきただけなので、証拠能力は何もない。

騙されているのは、BBCほかのマスコミで、ビットコイン界ではなく、マスコミを騒がせているというのが本当のだろう。

サトシを証明する方法は1つしか無い。サトシが採掘し、保有が確認されているコインを、指定の時間に指定のアドレスに、指定の数量を送って見せれば良い。それが唯一の直接的で、確実な証明方法だ。もしこれが行われれば、彼がサトシである。 続きを読む ビットコイン考案者騒動ー暗号的証拠がないものは、たとえ何であれ、サトシではない