今週は、サロンの方に沢山の質問がよせられています。これにまとめて解答していきたいと思います。全部で12問まとめて解答します。
非常に鋭い質問や、基本的で勉強になる質問がよせられています。
Q
ビットコインの相場について質問させて下さい。
ビットコインの半減期が2016年6月に予定されておりますが、Liteコインと同様に通貨価値は倍程度(一時的にはそれ以上)まで上昇すると期待してよいのでしょうか。
また、期待する場合2016年3月現在から2倍でしょうか。2015年9月頃と比較すると大体現時点で2倍程度まで通貨価値は上昇していますが、既に相場に折り込まれてしまっているということなのでしょうか。
半減期も近づいておりますので、早めに回答いただけますとありがたいです。
Q
・過去のレポートを拝見させていただきまして、ハードウェアウォレットが安全性、実用性を兼ねていて最も推奨されるウォレットであるということは理解できました。
このハードウェアウォレットですが、イーサリアム等のアルトコインに対応した製品はあるのでしょうか?
・イーサリアムのgeth、mistやカウンターパーティのcounterwalletなど、コアが作ったウォレットは確実に安全なのでしょうか?
GOXのように内部で持ち逃げされるリスクや外部からハッキングされるリスクはサードパーティのウォレットとさほどリスクに差はないのではないかと感じております。
・ビットコインのコアが作ったウォレットはあるのでしょうか?
Q
ビットコインの入金のアドレスを固定している取引所が少なくありません。このアドレスからビットコインの公開台帳をたどることでプライバシーが損なわれるリスクがあるように思います。リスクの度合いはどれぐらいあって、対策はございますでしょうか。
また、取引所からの出金はアドレスが変わるのでリスクが低く、Krakenのように入金アドレスを変えられる取引所は、実際上はリスクが低いという理解でよろしいでしょうか。
Q
いつもありがとうございます。高騰が続く各通貨ですが、それぞれの時価総額の目安はどのように見積もっておられますか?
大石さんが、日本の電子マネーツートップの総額が20兆円規模である事を引き合いに出され、それと比較して現在のビットコインが割安であると述べられていた事に関しては何となくイメージできたのですが、その他ETHやFCTについて良く分からないでいます。
インフレ通貨ではよりわかりにくく思います。一般企業のようにはいかないかと思うのですが、お考えをアドバイス頂けると幸いです。よろしくお願いいたします。
Q
大石さんのブログで、key-makerにてfactoid残高を確認する方法が紹介されていました。12ワードを入力してアドレスを生成する流れだと思うのですが、これは、例えばpoloniexで12ワードを入力して残高を移管する事が危険であるのと同様のリスクはありますか?ご教示頂けると幸いです。
Q
こんばんは、以前ヨーロッパでビットコインのETFがあるとの書き込みがあったと思いますが日本から購入することはできるのでしょうか?
Q
暗号通貨技術が今後メインストリームに上がっていくというのは既に世界的にもコンセンサスになっていると思いますが、その中でビットコインが生き残ると思われる論拠はどういった部分でしょうか?
大石さんもビットコインだけ買っておけば間違いないという趣旨の発言をしていますが、その理由を教えて欲しいです。
(ビットコインに懐疑的なわけではなく、その論拠を聞いて安心したいですw)
現時点での時価総額は圧倒的ですが、時価総額の差ほどに優位性はないとの意見もあります。
先日のWBSで早大の野口教授が、銀行や政府が暗号通貨を発行したらビットコインは潰される可能性があると仰っていたので不安になりました。
ぜひ、忌憚のない意見をお聞かせいただければと思います。
Q
よく銀行などから批判として、中国によるマイニングの寡占化の問題が言われますが、そもそもなぜ、マイナーは中国に集中するのでしょうか?
電気代の問題が主なのか、それ以外にも事情があるのか。。
将来的にビットコインが世界通貨として認知されたら、各国に分散して税金でマイニングするとかはありえないですかね。
いずれにせよ、マイニング寡占化を解決する案はあるのでしょうか。
(21incのマイニングチップなど?)
Q
ビットコインのトランザクションに関して質問です。
1.マイニングとはブロックにトランザクションをまとめて、ハッシュの競争に勝った人が、マイニングの報酬とトランザクションの報酬を受け取るという認識でいいですか?
2.この場合、少ないトランザクションをブロックに含めた方が有利だと思いますが、実際の競争はどうなってますか?
3.この場合、マイナーがトランザクションを受け取って外に伝搬すると思いますが、これをズルして伝搬しないで自分だけのところに留めているとかありえるんでしょうか?
4.セルフィッシュマイニングという単語を聞いたのですが、どういう意味ですか?
Q
ブロックチェインの同時実行性能に関して質問です。
1.例えばあるトランザクションを流すとした場合、ブロックチェインをマイニングしているノードにトランザクションを渡すと思いますが、これが一部のノードにしか行かなかった場合、どうなりますか?仮に他のチェイン認証の処理が優先されてブロックチェインに組み込まれなかった場合、再度トランザクションを送信する必要はありますか?
2.前述の事に関連してもし異なるノードで同時にチェイン認証が通った場合、どうなりますか?(nice値で調整されて起きることは現実的でないと思いますが)
3.プライベートチェインの場合(mijhnを想定しています)PoWではなくPoSなどを使いますが、ネットワークの同時処理性能はどこまでスケールしますか?私の想像ではノードを増やしただけ処理性能は増える訳でなくて、ノードはステーク関係にあるコインを順序正しく処理できる規模の範囲でしかスケールしない=一つのコインを複数のノードで担当することはできない、と思うのですが、正しいですか?
4.前項に関連して、プライベートチェインでは各コインの処理が各ノードにステークとして割り当てられると想像しますが、並列実行した結果はどのように一つのブロックチェインとして統合されますか?
Q
大石さんのブログ「仮想通貨の規制法案が提出される:仮想通貨の定義、規制の範囲、事業者・ユーザーへの影響」中で
「プリペイドカードや、電子マネー、企業ポイントは、前払式支払い手段という形で別の法律がありますので除外されます。また、ゲーム内の通貨などは、ゲーム内でしか使えない建前なので、これも除外です。」
とのことなのですが、例えば、ゲームやエロサイト等でトークンをポイント化し購入させる発行者は規制対象なのでしょうか?宜しくお願いします。
Q
きわめて初歩的な質問をします。Bitcoinにおいて、ある人がトランザクションを送信してからブロックチェーンに取り込まれる(承認1となる)までに約10分かかると言われているように思います(待ち時間10分)。これは1つのブロックの生成:マイン人がに約10分かかる(生成時間10分)ことに由来していると思いますが、正確には待ち時間は、生成時間よりは長い(期待値として約15分?)ことになりませんか?
というのは、n番目のブロックの生成(マイニングにおける勝利)が宣言された直後にマイナーはn+1番目のブロックのためのnonceを発見する作業を開始するとして、その段階でn+1番目のブロックに取り入れるトランザクションを確定するはずで、例えば、n番目のブロックの生成の時点から1分後に送信されたトランザクションはn+1番目には入らず、次のn+2番目に入ることになると思うからです。
何か初歩的な誤解をしているのでしょうか?
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